質の高いブログ記事を書くには、シンプルに1記事あたりに時間をかけることですよ!
この記事で紹介する「質の高いブログ記事を書き方」を実践すると、Googleやユーザー、市場から評価されるブログ記事を書くことができます。
そこで本記事では、質の高いブログ記事の書き方やそのコツを解説します。
この記事を読むと、質の高いブログ記事を書く方法を理解でき、検索上位を狙いやすくなります。
よく「質が大切」と言われますが、そもそも「質」ってなんですかね?それは「Google」「ユーザー」「市場」から評価される記事だと思いまして、ここを深掘りしますね。
質の高いブログ記事とは?
質の高い記事を作るには「Google」「ユーザー」「市場」の三つ巴から、適切に評価されることが大切です。
- Google:再検索されない記事
- ユーザー:悩みを解決できる記事
- 市場:数字のある記事
Google:再検索されない記事
質の高い記事とは「再検索されない記事」です。
つまり、記事Aを見たけど、悩みが解決しなかったので、記事Bに遷移する...みたいな記事は低評価です。
基本的にユーザーは「上から順」に読みます。ファースト記事で悩みがマルッと解消されれば、画面を閉じます。しかし「うーむ、微妙...」と思えば、他の記事を読むハズ。
まさに、この「離脱」こそ、平均滞在時間 =「短い」ことを意味します。Googleは「再検索」を嫌います。
質の高い記事とは「再検索されない記事」でして、要は、ユーザーの悩みを記事内で完結させること。そのためには、下記の「検索意図」が重要になります。
質の高いサイトを作る方法
また、Googleは「質の高いサイトの作成方法についてのガイダンス」を公開しており、23のヒントが紹介されてます。
Googleは、質の低いコンテンツの順位を下げることで、質の高いサイトを見つけやすくするアルゴリズムです。
ユーザー:悩みを解決できる記事
ユーザーの悩みをマルっと解決させるには「検索意図を満たす」ことが最重要です。
検索意図
検索意図とは「ユーザーがどんな思いでググったのか?」を記事に落とし込むこと。
つまり、再検索させないためには、ユーザーの検索意図をしっかり満たす記事を書かなければなりません。
たとえば「軽井沢 気温」でググるユーザーの「検索意図」は何でしょうか?
答えは「服装」です。もちろん「気温」も正解ですが、それじゃあ甘いですね。なぜなら、気温を知りたいのは当たり前だから。
検索意図について深く知りたい方は、後ほど深掘りしますので、ご安心ください。
市場:数字のある記事
Webマーケ的に見ると、質の高い記事とは「数字のある記事」を指します。 営業やスポーツでも「数字」が求められるよう、ブログもわりと同じ世界です。
つまり、記事を書いた後の「振り返り」でして、結果としてイマイチな数字の記事は、リライトを行い、記事質を改善させる必要があります。
- 検索順位が悪い→サイトや記事全体の質がイマイチでないか
- 平均滞在時間が悪い→リード文や表示速度が原因で離脱されてないか
- クリック率が悪い→クリックしたくなる文言を訴求してるか
思考停止で書いても、なかなか成果に結びつきにくいのがブログです。
Webマーケ思考を養うためにも、必ず「市場」を振り返りましょう。
質の高いブログ記事の書き方【7ステップ】
それでは「Google」「ユーザー」「市場」の3つから評価される、質の高いブログ記事の書き方を解説しますね。
手順①:サイト設計
そもそも論、質の高い記事を書き続けるには、ブログの「幹」をガッチリ固めなければなりません。
そのブログの骨組みとも言えるものが「サイト設計」になります。
どーいったジャンルにて、どのような記事を書くべきか、紹介する商品は何で、どーいったカテゴリーやタグに分類されるのか...?とあらかじめ設計する作業です。
家やビルを建てる際も「設計書」が必須ですよね?ブログも設計書に基づかなければ、"イビツ"なサイトが完成してしまいます。
ブログ初心者さんが見落とす最重要な部分ですので、絶対にサボってはいけません。初心者殺しの「登竜門」です。
手順②:競合分析
ブログ記事をいきなり書いてはいけませんよ。書く前に「競合分析」が必要です。
競合分析
競合分析とは、なんとなく競合記事を眺める作業ではありません。どーいった見出しを作り、タイトルや文章、その他コンテンツを挿入してるかなど、記事全体の質感をチェックしつつ、自分のブログに落とし込む作業です。
- 狙うキーワードでググる:キーワード選定
- 検索上位を分析する:個人でも勝てそうなキーワードか?
- 記事構成に落とし込む:「手順③」にて解説
ブログで失敗する原因の一つは、キーワード選定をサボり、思い付いた記事を書くこと。競合分析もしなければ、すべての行動が「博打」になります。
ブログは「ビジネス」です。つまり、Webマーケ会社と同じ作業をやればOK。企業が「博打」を連打してたら、売上なんて立ちません。むしろ、赤字で撤退します。
詳しい競合分析の方法は別記事にて解説します。しばし、お待ちください。
手順③:記事構成
狙うキーワードの競合分析を行いつつ、記事構成に落とし込みます。
いきなり文章を書き始めると、脱線します。しかし、渾身の記事構成を作ることで、ブレない記事を書けます。
ポイントは「検索上位の...」でして、思うところは人それぞれですが、検索上位 =「Googleの解答」でもあります。
僕はいつも、こんな記事構成を作り上げてます。だいたい1時間はかかりますが、書くべきことが明確化するため、記事質も担保しやすくなりますよ。
詳しい記事構成の作り方は【超重要】ブログで読まれる記事構成の作り方3ステップ【テンプレートで簡単作成】をどうぞ。
手順④:検索意図
ユーザーの「検索意図」を見落としては、質の高い記事を書けません。記事構成とセットで、事前にしっかり把握しておくこと。
検索意図
検索意図とは、ユーザーがキーワードでググった「理由」を探る作業です。悩みの"代弁者"となることで、記事が読まれやすく、検索エンジンからも質の高い記事と高評価を得やすくなります。
大きく2種類ありまして、それが「顕在ニーズ」と「潜在ニーズ」です。たとえば「ブログ 質の高い記事 書き方」の検索意図を考えてみましょう。
- 顕在ニーズ:ユーザーの今の悩み→質の高いブログ記事を書き方を知りたい
- 潜在ニーズ:ユーザーの本当の悩み→検索上位を狙いたい
検索意図を知るには、"気が利く人"をイメージすればOK。詳しくは【本質】ブログの検索意図とは?SEOに強い記事の書き方【結論、"気が利く人"になれ】をどうぞ。
手順⑤:文章を書く
ここまで出来たら、ようやく執筆ですね。
キーワード、記事構成、検索意図の各要素が明確なため、ブレない記事を書くことができます。
ブログの本質は、ユーザーの悩みを「深く」解決すること。そのためには、味のある文章より、伝わる文章、わかりやすい文章を書きましょう。
そこでおすすめな書き方が「PREP法」です。これは「結論→理由→具体例→結論」という4ステップで、論理的かつ理解しやすい文章を書くことができます。
文章の「型」を使うことで、ブログ初心者でも、わかりやすい文章を書けます。書き方テンプレートをご用意しますので、しばしお待ちください。
手順⑥:SEO対策
ブログ記事を「SEO対策」しましょう。
SEO
SEO(Search Engine Optimization)とは、Googleなどの検索エンジンに最適化した検索上位を狙う施策です。
- SEO対策①:記事タイトル
- SEO対策②:見出し
- SEO対策③:画像
- SEO対策④:内部リンク
- SEO対策⑤:メタディスクリプション
上記をSEO対策することで、検索エンジンに記事内容を構造的に伝えることができ、検索上位を狙いやすくなります。
とはいえ、SEO対策にこだわる必要はありません。読者の悩みを「深く」解決できる質の高い記事を提供しましょう。
小手先のSEOに頼っても、通用しません。詳しくは【保存版】ブログSEO対策の完全ロードマップ【普遍的に通用します】をどうぞ。
手順⑦:コンテンツ挿入
記事質をワンランク高めるためにも、下記のコンテンツを挿入できないか考えましょう。
- その①:引用
- その②:図解
- その③:SNS投稿
- その④:外部リンク
- その⑤:動画
こーいった要素を入れることで「差別化」につながります。
ひいては、Googleが重視する「E-E-A-T」にもつながり、記事に「独自性」「専門性」「権威性」「信頼性」が生まれます。
質の高いブログ記事を書くコツ7つ
続いては、質の高いブログ記事を書くコツを7つ解説します。
コツ①:情報量をカバーする
記事質を高めるには、情報量を担保することも大切です。
コンテンツは事実として正確で、記述が明確で、内容が包括的であることを要します。したがって、たとえばページでレシピを紹介する場合は、食材のリストや料理の基本的な説明だけでなく、手順がよくわかる詳細な料理方法を説明します。引用元:Google検索セントラル|SEOスターターガイド
情報量とは、単に「文字数を増やせばいい...」という短絡的な思考ではありません。そーではなく、キーワードの「検索意図」から導かれた網羅性ある記事です。
記事に深みがあり、図解や動画、リンク、SNS投稿などを入れた「結果」、記事の滞在時間が伸びては、回遊率がUPし、読者の悩みが解決され、ラストクリックにつながる。
こーいった背景から、情報量が網羅されることで、検索エンジンから高評価を得られ、検索上位を狙える...ということ。
詳しくは【SEO】ブログ記事に最適な文字数とは?【結論、存在しません/ただし、目安アリ】をどうぞ。
コツ②:独自性を出す
Googleは「コンテンツの独自性」を重視してます。独自性 ≠「オリジナリティ」ですが、競合サイトには書かれてないオリジナル情報を含めることが大切です。
独自性が求められる理由は、検索結果に同じような記事が表示されると、ユーザーが萎えるから。つまり、Googleの評判や収益の低下を招きます。
Googleは、下記を避けるべきと公言してます。
- 複製やほぼ同じバージョンを掲載する
- ユーザーに付加価値をほとんどもたらさない、既存のコンテンツの焼き直し(またはコピー)
独自性を出すなら、1次情報や体験談、数値データ、独自のアンケート調査などがベスト。素晴らしい記事ほどパクらますが、図解や動画を入れると、パクリ防止につながります。
コツ③:専門性を出す
専門性を高めるには「特化ブログ」or「超特化ブログ」を運営しましょう。
専門性と権威性がサイトの質を向上させます。サイト内のコンテンツは、そのトピックの専門家が作成または編集するようにしましょう。たとえば、専門知識や豊富な経験を持つ情報発信者が書いた記事であれば、ユーザーは記事の専門性を理解できます。科学的なトピックに関するページでは、十分に確立されたコンセンサスを示すことが有効です。引用元:Google検索セントラル|SEOスターターガイド
- 読者の悩みを深く解決できる
- サイト全体で評価されやすい
- 関連した内部リンクをつなげやすくなる
- 紹介する商品も分散しない
- 専門知識の学習効率が高い
基本的に、ブログは読者の悩みを解決することが仕事でして、書き手がその道のプロである必要があります。素人のアドバイスほど無責任なものはありません。
テーマやジャンルがバラバラな「雑記ブログ」を運営すると、専門性やペルソナも分散します。書くべき記事も増えるため、正直、得策とはいえませんね。
内容で読む人を限らない
ここで、好きな著書のおすすめな文章を引用します。
もともとひとつの本は、内容で読む人を限ってしまうところがある。これはどんなにいいまわしを易しくしてもつきまとってくる。また一方で、著者の理解がふかければふかいほど、わかりやすい表現でどんな高度な内容も語れるはずである。これには限度があるとはおもえない。引用元:20歳の自分に受けさせたい文章講義
ポイントは「著者の理解がふかければふかいほど、わかりやすい表現でどんな高度な内容も語れるはずである」です。
本当に頭の良い人は、むずかしい内容でも、初心者目線で語れます。しかし、初心者ほど、カッコつけて難解な言葉を使いたがります。これ、如何に。
コツ④:権威性を出す
権威性とは、カンタンにいうと「マウントをとる」行為です。つまり、記事が読まれるには「実績」が重要になります。
- 年数:仮想通貨歴X年
- 収入:ビッドコインで脱サラ
- 本業:専業投資家&仮想通貨ブロガー
読者は「何が書かれてるか?」よりも「誰が書いたのか?」を求めてます。
よく検索上位では「専門家」や「監修」の書いた記事を見かけます。ぶっちゃけ「お前、誰だよ...」ですが、Googleの理念をモノの見事に体現してるともいえますね。
権威性をアピールすると、記事が読まれやすくなります。白衣を着たお兄さんをみたら、無意識に「イケメンなお医者さんだな」と信じちゃいますもんね。
権威性は『冒頭』です
権威性は、常に「冒頭」でアピールします。
ニュースでも「本日は、東京大学名誉教授の〇〇さんにお越しいただきました。ヨロm(._.)m」と、必ず冒頭でマウントをとります。
上記の権威性 =「東京大学 + 名誉教授」でして、権威にひれ伏したユーザーは「なんてスゴい人なんだ...この人のいうことは絶対だ」と無意識に信じ込みます。
人は権威に弱く、たとえ説得力に欠けるにせよ、神の後光に従順なのです。
>> 関連:【重要】ブログリード文(書き出し)で心を掴め!誰でもマネできる書き方テンプレート
コツ⑤:広告を排除する
基本的に、ユーザーは広告を嫌います。質の高い記事を作るなら、ムダな広告を排除すべきですね。
- シンプルに、ストレス
- クリック率を奪われる
- サイト表示が遅くなる
露骨に広告が表示されるサイトをよく見かけますが、シンプルにウザいですね。いくら金のためとはいえ、ユーザービリティの低下は、かえって「逆効果」ですよ。
広告が目に見えることは当然です。しかし、広告によってユーザーが注意をそらされたり、サイトのコンテンツを読むのを邪魔されたりすることは避けるべきです。引用元:Google検索セントラル|SEOスターターガイド
広告運用については、規制やルールも多いです。運用をミスると「提携解除」などのペナルティを受ける可能性もあります。
景品表示法
また、2023年10月1日より「景品表示法」によるステマ規制が強化されます。これにて消費者が、広告 =「広告」とわかるような表示が義務化されます。
あくまで「広告主」側の規制ですが、こーいった変化に柔軟に対応できない企業と提携すると、ブロガー自身のリスクも増えます。
コツ⑥:デザインを設計する
デザインといっても、単に記事の見た目だけではありません。
- 文章の読みやすさ
- 記事の装飾
- ユーザービリティの良さ
- レスポンシブ対応(モバイル対応)
- サイト表示速度の速さ
こーいった「デザイン」を含めた記事質で、検索上位を狙えるかが左右されます。
繰り返しですが、デザインが良いから評価されるワケではありません。デザインを含めた記事質が素晴らしい「結果」、平均滞在時間が伸びて、ラストクリックにもつながり、検索上位を狙える...ということです。
質の高いのデザインに仕上げるには「WordPressテーマ」がおすすめです。デザイン、カスタマイズ性、SEO対策も万全でして、ブログ運営では必須ツールです。
まだ、WordPressテーマを導入してない方は【比較】WordPressブログでおすすめな有料テーマ7つ【AFFINGER6一択】をお読みください。
コツ⑦:AIを活用する
さいごに、ブログに「AI」を活用してみるのもアリです。
AIを使いこなすことで、自分では思いつかない鋭い角度から記事を作ることができ、かつ時短です。
たとえば「ChatGPT」を使えば「検索意図」「記事タイトル」「メタディスクリプション」といった、ブログで重要な項目をプロンプトできます。
プロンプト
プロンプトとは、AIに指示を出し、コンテンツを作成してもらう「呪文」です。プロンプトの魔術師になることで、文章や画像、図面、表などのコンテンツをサクッと作ることができます。
ChatGPT:記事タイトルの生成
テンプレ化しておけば、文字をチョコっと変えるだけでも、サクッと10秒で生成してくれます。
あくまで、AIは「補助的ツール」です。AIの導いた解答が間違ってる可能性もあるため、大切なのは、ご自身の「経験」「専門性」ですよ。
鑑識眼を養いましょう!
質の高いブログ記事でよくある質問6つ
質の高いブログ記事を量産しよう
本記事では、質の高いブログ記事の書き方を解説しました。
質の高い記事を書くには、シンプルですが、1記事に費やす時間を増やすことです。
ぶっちゃけ「1記事3時間で書けます」みたいな自慢ほど、不毛なものはありません。
ライターでしたら字速は大切かもですが、ブロガーは役立つ記事を届けること。字速の概念は、あまり重要じゃありません。
むしろ、リサーチや構成、図解などのコンテンツ作成に時間を割くべきでして、タイピングの速さを競うなら、ブログ運営のプロセスで自然に身につくものですよ。
というわけで、さいごに大切なマインドです。
お金や信頼はあとから生まれます
渾身のブログを書いても、明日や来月から成果が出るワケではありません。渾身の記事を地道に積み上げつつ、せいぜい1年後くらいですかね。
というのも、すでに膨大なライバルが存在する以上、あなたの記事がサクッと検索上位に潜り込めるなんて、虫が良すぎますね。
また、SEOの構造上、ジワリジワリ検索上位にヒットするのは半年後くらいと言われてます。定期的にアプデもくるので、そのタイミングで下克上のチャンスかもです。
結果がすぐ出るなら、全世帯「月収100万」です。しかし、それはあり得ません。
個人ほど失うものはありません。時間をかけつつも、ユーザーの悩みを深く解決できる「質の高い1記事を積み上げる」ことが大切です。結果は、後からですよ。
「誰でもカンタンに稼げます」なんて、ウソです!
ダマされないように!
WordPressブログの始め方
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