本記事のもくじ
ブログ記事タイトルの文字数って、いったい何文字が正解か悩んでませんか?
この記事で紹介する「ブログ記事タイトルに最適な文字数」を実践すると、ユーザーとSEO双方に役立つ本質的な記事タイトルの文字数を理解できます。
そこで本記事では、ブロガー界で永遠な課題の一つである「ブログ記事タイトルの文字数」を解説します。
この記事を読むと、記事タイトルに最適な文字数、SEOでタイトルが重要な理由、魅力的なタイトルを作るコツを理解できます。
結論、ブログ記事タイトルに最適な文字数は「40字」以内がベストです。短すぎず、長すぎず、ちょうどいい塩梅です。
また、タイトル作成に悩んでる方に、AIを使った「近道」も紹介します。ユーザー目線に立ち「どんなタイトルならクリックしたくなるか?」を一緒に考えていきましょう。
ブログ記事タイトルの最適な文字数
結論、40字ほどにまとめましょう。
デバイスごとに表示文字数は異なる
まず、検索結果に表示される記事タイトルの文字数は、デバイスや記事ごとに異なります。
PCやスマホでも「30字」くらいまでしか表示されず、 [...] と省略されます。
また、右側にアイキャッチ画像が表示されると、さらに表示文字数は少なくなりますね。
もしかしたら「30字ほどがベストなのでは?」と思う人がいるかもですが、結論として「40字」ほどにまとめればOKですよ。その理由を解説しますね。
とはいえ、文字数にこだわるな
SEOに最適化しすぎると、実はユーザー目線に欠けやすくなります。
- SEOに最適化し、30字ほどにまとめる
- すると、タイトルが淡白になり、差別化できなくなる
- 本来、伝えたいことも伝えられにくくなる
すべての記事に当てはまるワケではないですが、SEOのために、本来伝えたいことを犠牲にするのって、どー考えても「不毛」ですよね...
1.ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる 引用元:Googleが掲げる10の事実
このように「ユーザーにフォーカスせよ」と述べられており、もちろんSEOは基礎ですが、小手先のテクニックにこだわる必要はありません。
ブログやYouTubeでも、SEOに最適化すると個性が失われます。つまり「コンテンツの同質化」が起こります。
大切なのは「読者の悩みを『深く』解決させる」こと。SEOのために文字数にこだわっても、それって「ぜんぜん読者のためじゃないですよね?」というお話です。
記事タイトルは「h1」タグ
ここでSEOの内部的なお話ですが、Googleは「タイトルタグ」も見てます。
ホームページの
<title>
要素には、ウェブサイトや企業の名前を表示し、さらに企業の所在地や主力商品またはサービスなど、重要な情報の一部を加えられます。引用元:Google検索セントラル|検索エンジン最適化(SEO)スターターガイド
適切なタイトルタグをつけることで、Googleに正しい記事内容を伝えられます。しかし、注意です。
- NG:
<title>ここに記事タイトル</title>
→これは、ブログ名につけるタイトルタグ - OK:
<h1>ここに記事タイトル</h1>
→h1タグ =「記事タイトル」です
このように、記事タイトルには「h1」見出しを設定しつつ、正しくSEO対策しましょう。このあたりは、WordPress有料テーマを使えば、サクッと解決します。
ブログ記事タイトルがSEOで重要な理由3つ
ブログの記事タイトルは、SEOで重要な評価基準ですよ。
- 理由①:アクセス数に影響する
- 理由②:クリック率に影響する
- 理由③:結果、SEOに影響する
理由①:アクセス数に影響する
いうまでもなく、ブログ集客の基本は「SEO(Search Engine Optimization)」です。SNSで集客する方法もありますが、実は「短命」です。
SEO
SEO(検索エンジン最適化)とは、一言でいうと「検索上位をとる施策」のこと。ブログは「SEO対策」が必須でして、検索エンジンに評価されることで、検索上位を狙える仕組みです。
ブログの本質は、ユーザーの悩みを解決させること。読者に役立つ記事を書くことで、検索エンジンから評価され、徐々に検索上位を狙えるアルゴリズムです。
SEOは中長期で安定するため、継続的なアクセスを狙えますよ。
理由②:クリック率に影響する
2021年に行われたクリック率の調査によると、下記のデータが判明してます。
検索順位 | クリック率 |
---|---|
1位 | 13.94% |
2位 | 7.52% |
3位 | 4.68% |
4位 | 3.91% |
5位 | 2.98% |
6位 | 2.42% |
7位 | 2.06% |
8位 | 1.78% |
9位 | 1.46% |
10位 | 1.32% |
このように、検索上位の記事ほど、クリック率が高い傾向にあります。
とはいえ、必ずしも上から記事をクリックするワケではありません。読者にドンピシャな記事タイトルをつければ、下位でもクリックされることは、間違いありません。
クリックする心理
検索結果に表示される記事のメイン要素は「タイトル」「メタディスクリプション」です。
ユーザーは、タイトルやメタディスクリプションを見て、読むかどうか判断します。
YouTubeは「サムネが命」であるよう、ブログは「タイトル」が重要です。
検索上位を狙いつつ、ユーザーの心を掴む魅力的な記事タイトルを作ることで、クリック率UPを期待できますね。
>> 関連:【ブログ】メタディスクリプションの書き方テンプレート【クリック率3%UPの型】
理由③:結果、SEOに影響する
残念ながら、いきなり検索上位は狙えません。ジワリ「半年〜1年」ほどの時間をかけ、ゆっくり検索上位に這い上がるイメージです。
クリック率は、検索順位を決める重要な評価基準。キャッチーな記事タイトルをつけることで、クリックされやすくなります。
もちろん、記事タイトルだけが良くてもダメ。ユーザーを釣る行為は「クリック詐欺」にあたり、記事質やタイトルを含めた総合的なコンテンツで評価されます。
クリック率が悪ければ、検索上位を狙いにくくなるため、魅力的なタイトル作りが欠かせません。
ブログ記事タイトルを魅力的にするコツ5つ
魅力的なブログ記事タイトルをつけるには、下記の「コツ5つ」を実践しましょう。
- コツ①:キーワードを入れる
- コツ②:読者の感情を揺さぶる
- コツ③:隅カッコ【】で強調する
- コツ④:共起語を入れる
- コツ⑤:結論を述べる
コツ①:キーワードを入れる
記事タイトルには、必ず「SEOキーワード」を入れます。
- ユーザーに、検索キーワードに対する解答やヒントを提示できる
- 検索エンジンに、何のキーワードで書かれた記事かを構造的に伝えられる
このように、ユーザーと検索エンジンに、正しいコンテンツを伝えるため必要です。
そもそもキーワードのないタイトルは、検索結果でヒットしません。ユーザーは、自分の悩みを言語化しつつ、キーワード検索して調べるからです。
タイトルにキーワードを入れるのは、基本中の「基本」ですよ。
コツ②:読者の感情を揺さぶる
記事をクリックしてもらうには、感情を刺激する言葉をチョイスしましょう。
人は論理ではなく、感情で動く生き物です。
たしかに、論理的な文章は読みやすい。しかし、タイトルの役割 =「クリックさせる」ですから、感情面に訴求した方が、使命を全うできます。
また、SEOにこだわると「コンテンツの同質化」も起きます。これじゃあ、他の記事に埋もれてしまうため、やはりキャッチーな言葉で惹きつける工夫が大切です。
そこで、本記事のタイトルをどうぞ。
本記事のタイトル
【本質】ブログ記事タイトルの文字数に正解はありません【SEOよりも大切なこと】
どーでしょう?
「文字数に正解はない」とキッパリ差別化しつつ「SEOよりも大切なこと」とすることで「大切なことって?続きが気になる〜...」と検索ユーザーの心をクスぐってます。
とはいえ、タイトルで煽りすぎてもダメですね。過激なタイトルは中身が伴ってないことが多く、煽らないと読まれないコンテンツに価値はありませんので。
コツ③:隅カッコ【】で強調する
記事タイトルでは、隅カッコを上手に活用してみましょう。
- パターン①:【】ここにタイトル
- パターン②:ここにタイトル【】
- パターン③:【】ここにタイトル【】
このように、記事タイトルにメリハリが生まれ、カッコ内の言葉を強調できます。
たとえば「簡単」「無料」「限定」など、人が無意識に反応しやすい言葉をチョイスすると効果的ですよ。
隅カッコは [option + 8 9] で、サクッと出せます!
コツ④:共起語を入れる
SEO対策として「共起語」をアクセントとして含めましょう。
共起語
共起語とは「キーワードと一緒に使われやすい単語」のこと。
たとえば、本記事のキーワード「ブログ 文字数 タイトル」の共起語は、ラッコキーワードを使えばサクッと抽出できますよ。
左メニュー「共起語」より、検索欄にキーワードを入力するだけ。検索上位20サイトの共起語を分析できます。
こーいったワードをタイトル内に散りばめることで、地味ですが、SEO対策になります。
文中やメタディスクリプションにも含めると、記事の専門性や関連性を伝えられますよ。ぜひ、意図的に散りばめてみてください。
コツ⑤:結論を述べる
もったいぶらず、記事タイトルで結論を述べましょう。
たとえば「〇〇とは?」みたいに、タイトルで結論を述べない記事も多いですね。
しかし、ユーザーの心理として「早く悩みを解決したい」という気持ちがあり、タイトルで結論やヒントが書かれてても、ぜんぜんクリックされますよ。
現代人は忙しく、わざわざ記事タイトルでじらされても「何コイツ?」と思われるのがオチですので。
ブログ記事タイトルをAIで作る方法2選
ブログの記事タイトルで悩んでいるなら、迷わず「AI」を活用してみるのもアリですよ。
- 方法①:Catchyで記事タイトルを作る
- 方法②:ChatGPTで記事タイトルを作る
AIの力を借りれば、自分の頭では限界な作業も、サクッと10秒で解決できます。そこで、今ホットなAIツール「Catchy」「ChatGPT」を使った方法を紹介しますね。
方法①:Catchyで記事タイトルを作る
AIライティングの定番ツールといえば「Catchy(キャッチー)」ですね。100種類以上のAIライティングが可能でして、ブログからビジネスまで、活用パターンは幅広い。
使い方はカンタンでして、ログイン登録後、メニューより「記事タイトル」を選択します。
- 手順①:記事のトピックを入力(キーワードでOK)
- 手順②:文章の雰囲気を選択(丁寧・カジュアル・大胆)
たった10秒ほどで、10個の案をAIが導き出してくれます。
AIによる解答は、下記のとおりでした。
AIを使えば、自分では決して思い浮かばない「斜め45度な発想」が可能ですね。
詳しいCatchyの使い方は、AI文章作成ツールの神「Catchy(キャッチー)」の使い方【現役ブロガーがレビュー】をどうぞ。
方法②:ChatGPTで記事タイトルを作る
ChatGPTを使えば、記事タイトルの抽出など楽勝ですよ。たとえば、下記のとおり、AIにプロンプト(指示)してみますね。
AIによる解答が、下記のとおりでした。
指示どおり、忠実にテキパキ働いてくれました。
とはいえ、そのまま使うと微妙だったりもします。そのため、参考程度にしつつ、あとは人間の手で改良すれば、かなりの時間と労力を短縮できますね。
詳しいChatGPTの使い方は【話題】AIチャットボット「ChatGPT」の使い方ガイド【日本語OK/全人類AI時代】をどうぞ。
ブログ記事タイトルの注意点5つ
ブログの記事タイトルでは、下記に気をつけましょう。
- 注意点①:Googleが自動最適化
- 注意点②:SEOにこだわりすぎる
- 注意点③:記事タイトルをパクる
- 注意点④:助長で重複した表現
- 注意点⑤:キーワードの詰め込み
注意点①:Googleが自動最適化
実をいうと、ブログの記事タイトルは、Googleによって自動最適化される場合があります。つまり、設定しても、Googleによって勝手に書き換えられてしまうワケ。
Google検索では、検索結果に掲載される文書に最適なタイトルを提供し、クリエイター、パブリッシャー、企業などが作成したコンテンツとユーザーを橋渡しできるよう努めています。引用元:Google検索セントラル|ウェブページのタイトルの生成方法に関する最新情報
- 変更前:自分で設定した記事タイトルが表示される
- 変更後:Googleが記事タイトルを自動で最適化する
絶対ではありませんが、タイトルや記事内容から判断した結果、Googleに最適化された記事タイトルが優先されるようになりました。
もはや「神頼み」的な感じですが、あまり気にしなくてOKです。頭の片隅に、入れておいてください。
注意点②:SEOにこだわりすぎる
SEOにこだわるあまり、ユーザー目線を忘れては本末転倒ですね。
- 長文SEO
- 自作自演リンク
- キーワード出現率
- キーワードの詰め込み
かつて効果的だったSEO対策も、今となっては意味がありません。
小手先のSEOではなく、本質的で価値あるSEO対策を実践すべきです。なので「ブログ記事タイトルの文字数は32文字だ!」なんて、マジ意味ないですからね。
注意点③:記事タイトルをパクる
競合サイトの記事タイトルを完全にパクるのはNG。
Googleは「独自性あるコンテンツ」を推奨しており、パクるのはカンタンですが、投稿日からバレます。
検索上位を狙う =「同質化」は仕方ありません。しかし、参考程度に留めるべきです。
コピペだけの独自性のない記事は、Googleの理念に反してます。当たり前ですが、検索上位を狙えませんよ。
注意点④:冗長で重複した表現
記事タイトルでは、同じ言葉の繰り返しを避けましょう。たとえば、本記事のタイトルを例に解説しますね。
- 変更前:【SEO】ブログ記事タイトルの文字数とは?【文字数よりも大切なこと】
→34文字:「文字数」という言葉が重複している - 変更後:【本質】ブログ記事タイトルの文字数に正解はありません【SEOよりも大切なこと】
→39文字:重複なく、記事タイトルに深みが出た
タイトルには「文字制限」もあります。同じ言葉の繰り返しは、くどい印象を与えるので、重複表現は避けましょう。
注意点⑤:キーワードの詰め込み
上記とも少し重なりますが「キーワードを詰め込めば上位表示されるだろう」といった考えは捨ててください。
避けるべき事項:ユーザーにとっては迷惑で意味のない、検索エンジン向けの不必要なキーワードを大量に挿入する。引用元:Google検索セントラル|検索エンジン最適化(SEO)スターターガイド
Googleも「キーワードの詰め込みは避けるべき」と述べており、SEOとしても「時代遅れ」です。最悪「スパム判定」されてしまいますよ。
そのため「1記事1キーワード」の原則にて、ユーザーにフォーカスした自然な記事タイトルを意識すべきです。
>> 関連:【どこに入れる?】ブログ記事のSEOキーワードの入れ方【全部で7つある】
ブログ記事タイトルの文字数でよくある質問3つ
ブログ記事タイトルでSEOよりも大切なこと
本記事では、ブログ記事タイトルの文字数について解説しました。
記事タイトルに関しては、キーワードが含まれてれば、SEO対策は十分ですよ。なので「タイトルは◯文字だ」「絶対にキーワードは左側だ」みたいな迷信は、気にする必要はありません。
それよりも、ユーザー目線で「どーいったタイトルなら、思わずクリックしてくれるかな?」みたいなイメージで作る方がよっぽど大切です。
Googleも「SEOのためのSEO対策は避けるべき」と明言しており、小手先のSEOテクニックなど、この際に捨ててしまいましょう。
センターピンは「記事質」です
いくら記事タイトルに注力しても、肝心な中身が伴ってなければ意味はありません。
タイトルで釣る「クリック詐欺」はあるあるですが、Googleは「平均滞在時間」を見てます。すぐ離脱されるような記事では、検索上位に居座り続けることはできません。
というわけで、タイトルを含めた総合的なコンテンツ作りに注力することが、実は「近道」だったりします。
読者の悩みを「深く」解決できる質の高い記事を提供できるよう、文字数などに気をとらわれず、渾身の記事を作り上げましょう。
>> 関連:【SEO】ブログ記事に最適な文字数とは?【結論、存在しません/ただし、目安アリ】
WordPressブログの始め方
-
【無料】たった10分でできるWordPressブログの始め方【エックスサーバー】
続きを見る
最後までお付き合いありがとうございました。僕のTwitter(@ImperialMiyavi)もフォローしてもらえたら嬉しいです。ブログ運営に関するお役立ち情報を発信しており、ブログとセットで勉強できます!