本記事で解決できるお悩み
ロングテールキーワードを知らないと、ブログで成果は出ませんよ...
この記事で紹介する「ロングテールキーワードの選び方」を実践すると、個人ブログでも、企業に負けないWeb集客を実践できます。実際に僕も、ロングテールキーワードで執筆するようになった結果、ブログで稼げるようになりました。
そこで本記事では、SEOで重要なロングテールキーワードの特徴やメリット・デメリット、具体的なロングテールキーワードの選び方やロングテールSEOについて解説します。
この記事を読むと、知識ゼロから、ロングテールキーワードで収益UPさせる方法を理解できます。そして、ビッグ・ミドルキーワードで上位表示することも射程圏内です。
結論、ブログで稼ぎたいなら「ロングテールキーワード」で集客すること。ブログ =「オワコン」と言われる昨今ですが、穴場キーワードでブログ収益化を実現できますよ。
ロングテールSEOを攻略し、ロングテールキーワードの重要性を深堀りしますね。
ロングテールキーワードとは?
ロングテールキーワードとは、検索ボリュームが比較的に少なく、複数のキーワードで構成される検索ワードのこと。
もしくは「スモールキーワード」「ニッチキーワード」とも呼ばれますが、図解で示すと、下記のようなイメージです。
それでは、ロングテールキーワードの特徴を解説しますね。
※元々は「クリス・アンダーソン氏」が提唱した経済理論。グラフ化したキーワードが長いしっぽ(ロングテール)に見えることから「ロングテールキーワード」と呼ばれます。
特徴①:3〜4つのキーワードで構成される
ロングテールキーワードは、3〜4つの検索キーワードで構成されます。
- 例①:転職 面接 服装
- 例②:筋トレ プロテイン おすすめ
- 例③:NFT アート 始め方 初心者
たとえば、本記事の場合「ブログ ロングテールキーワード 選び方」というロングテールキーワードを狙ってます。
いつもこんな感じで、ググってませんか?予備知識として、下記もサラリとおさえておきましょう。
- ビッグキーワード
- ミドルキーワード
ビッグキーワードとは?
ビッグキーワードは、単一のシングルキーワードで構成されます。
検索ボリューム数は、月間「10,000回」以上でして、検索上位を狙うのが一番むずかしいキーワードです。
- 脱毛:月間「13万回」
- 転職:月間「20万回」
- NFT:月間「20万回」
- 節約:月間「3.5万回」
ビックキーワードで検索上位を狙うには、ドメインパワーやトピッククラスター構造も重要です。
検索上位を狙えると、ガツンとアクセス数を稼げ、ブログ収益も大きくなります。
ミドルキーワードとは?
ミドルキーワードは、2語ほどの複合キーワードで構成されます。
検索ボリューム数は、月間「1,000~10,000回」くらいでして、これまた検索上位を狙うのは、わりとむずかしいですね。
- 脱毛 高校生:月間「1,000回」
- 転職 公務員:月間「1,300回」
- NFT 稼ぎ方:月間「2,400回」
- 節約 おかず:月間「2,000回」
ロングテールキーワードを狙いつつ、Googleから高評価を得られると、ビッグ・ミドルキーワードでも表示されるようになります。
特徴②:月間検索ボリュームが「50~500」ほど
厳密な定義はありませんが、月間検索ボリュームが「1,000回未満」の少ない検索量のキーワードを指します。
この後でも解説しますが、ロングテールSEOでは、こーいった「小さなパイ」を狙いにいくことが重要です。
個人ブロガーという弱者は、そもそも戦い方が異なります。真っ向勝負を挑んでも、強者に勝てませんよ。
ロングテールSEOとは?
ロングテールSEOとは、ロングテールキーワードを狙って記事を書くことで、検索上位を増やしつつ、PVや収益性、SEO評価を総合的に高めるSEO対策のこと。
ロングテールで上位表示できたら、次は「ミドルキーワード」→「ビッグキーワード」を目指す...といった具合のように、ボトムアップ式のSEO戦略です。
たいはんの企業は、ビッグ・ミドルキーワードを狙いますが、競争が激しく、短期間で検索上位を狙うのは無理ゲー。
しかし、ロングテールSEOを実践することで、ドメインパワーの弱い新規ドメインでも、検索上位を狙いやすくなるメリットがあります。
トピッククラスター構造を意識せよ
ロングテールSEOで重要な概念が「トピッククラスター構造」です。
トピッククラスター構造
トピッククラスター構造とは、1本のビッグ・ミドルキーワード記事に対し、複数のロングテールキーワード群で構成される網羅的な記事構成のこと。
たとえば「転職」のようなビッグキーワードを狙う場合、それ単体で検索上位を狙うのは現実的ではありません。
そこで「転職 〇〇 〇〇」みたいなロングテールキーワードを同じカテゴリー記事や内部リンクで関連づけることで、検索上位を狙える可能性が高まります。
トピッククラスター構造について解説すると日が暮れるので、別記事で解説しますね。
一見、遠回りのように思えて...
実は、本気で悩みを抱えてるユーザーほど、たとえば「転職」のようなビッグキーワードで検索しません。
たとえば「転職 サイト おすすめ」のようなロングテールキーワードで検索しまして、商品の申し込み率も高い傾向にあります。
だからこそ、ロングテールキーワードを狙うべきなんです!
こーいった理由からも、ビッグ・ミドルキーワードで記事を書くのではなく、すべての記事を「ロングテールキーワード」で書くことが大切です。
ロングテール一択です
競合の強いジャンルだと、個人ブロガーでは太刀打ちできません。
本記事を例にすると、企業は「ロングテールキーワード」というビックキーワード、もしくは「ロングテールキーワード 選び方」「ロングテールキーワード SEO」みたいなミドルキーワードを狙うハズ。
しかし、個人ブログでの上位表示はむずかしく、必ず「ロングテール」を狙って記事を書かないと、勝ち目はありません。
ロングテールキーワードのメリット5つ
ロングテールキーワードのメリットです。
- メリット①:検索意図を把握しやすい
- メリット②:検索上位を狙いやすい
- メリット③:コンバージョン率が高い
- メリット④:お宝キーワードが眠ってる
- メリット⑤:ビッグ・ミドルで表示される
メリット①:検索意図を把握しやすい
ロングテールキーワードは、3〜4つの検索キーワードで構成されるため、検索意図を把握しやすいです。
具体例で、検索意図を把握する難易度をみてみましょう。
ビッグキーワード:「転職」
たとえば「転職」というシングルキーワードだと、ユーザーはどんな悩みを抱えてるか、わかりにくいですよね?
どの業界に転職したいのか、年齢は何歳くらいか、それとも、履歴書にキズがつくのを恐れてるのか...などなど。
つまり、検索意図が不明確でして、これじゃあ、読者ニーズを網羅的に満たす記事を書くことはプロでもむずかしい。
ビッグキーワードで検索意図を満たすには「トピッククラスター構造」を意識したサイト設計が重要です。
ミドルキーワード:「転職 面接」
たとえば「転職 面接」というミドルキーワードだと、少しだけ検索意図がわかりやすくなります。
- 転職の面接で質問されることは?
- 転職の面接で提出する履歴書の作成方法は?
- 転職の面接で好印象なスーツの着こなし方は?
とはいえ、読者の悩みを絞るのはむずかしく、やはり網羅的な記事を作成する必要がありますね。
ミドルキーワードもあまり狙わない方が良いでしょう。
ロングテールキーワード:「転職 面接 服装」
たとえば「転職 面接 服装」というロングテールキーワードだと、ユーザーの検索意図が明確です。ユーザーの検索意図を汲みとりやすく、記事も書きやすくなります。
この場合、面接時で失敗しないスーツ選びや着こなし方を丁寧に解説してあげれば、検索意図を満たせそうですよね。
もしくは「転職 面接 服装 男性 20代」とか「転職 面接 服装 女性 30代」のように、キーワードをさらに絞りこむことで、検索意図をより明確にできます。
このように、ロングテールキーワードは検索ボリュームが少ないとはいえ、ユーザーの悩みが明確であり、検索意図に沿った記事を作りやすい特徴があります。
メリット②:検索上位を狙いやすい
ロングテールキーワードは、検索数や競合が少ないため、新規ドメインを立ちあげたばかりでも、検索上位を狙えます。
たとえば「転職 そもそも 働きたくない」は「月250回」しか検索されません。
とはいえ、法人サイトや有名ブロガーは、ビッグ・ミドルキーワードから集客した方がコスパ良いため、ロングテールキーワード記事を書きたがりません。
検索需要のスキマを突き、ニッチな読者を獲得することが、弱者に許された唯一の戦略ですよ。
質の高い記事を提供せよ
とはいえ最近は、ロングテールキーワードの重要性を理解した企業や個人ブロガーも、ロングテールキーワードで記事を書くことが一般的になりました。
よって、記事質(コンテンツSEO)で勝負するケースが多くなってます。記事質を高めるには、下記の要素を盛り込みましょう。
- 独自性:経験から書いたオリジナルの文章
- 専門性:本業や学業で培った専門性の高い特化ブログ
- 信頼性:SNSやGoogleでの指名検索、被リンク
Googleは一貫して、、、"読者に役立つ記事が重要"と伝えてます。
また、Googleは「E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)」を重視しており、個人ブロガーの強みである「経験」を存分に発揮できます。
法人サイトは、Webライターによる「外注」も多く、経験から書けない、当たり障りのない、読者の心を揺さぶれない、、、といったファンのつきにくい記事も多い。
AIにおいても再現性は低く、まだまだ個人ブログには「勝算」が残ってますね。
メリット③:コンバージョン率が高い
意外かもですが、ロングテールキーワードのコンバージョン率はわりと高めですね。
コンバージョン率(CVR)とは?
コンバージョン率(CVR)とは、記事に訪れたユーザーの内、どれくらいの人が商品サービスを購入したかを表す割合のこと。
- 1/100人が購入 → コンバージョン率は「1%」
- 10/100人が購入 → コンバージョン率は「10%」
実はロングテールキーワードは、商品の申込につながりやすいキーワードが多い。なぜなら、検索意図が明確なキーワードが多いため、今すぐ悩みを解決したいからです。
とはいえ、すべてのロングテールキーワード記事に当てはまるワケではありません。
稼ぎやすいキーワードとは?
ユーザーが悩みを早く解決したいときに検索するキーワードこそ、購入意欲の高いキーワードです。
〇〇 始め方/〇〇 やり方/〇〇 手順/〇〇 買い方/〇〇 稼ぎ方/〇〇 稼げる/〇〇 おすすめ/〇〇 ランキング/〇〇 比較/〇〇 無料/〇〇 初心者/〇〇 未経験...
たとえば、上記のとおりですが、この際も「ロングテールキーワード」を狙いましょう。こーいった稼げるキーワードは、企業が見落としませんので。
検索上位を狙えたら美味しいですが、あまり期待はできませんね。ロングテールキーワードで集客しつつ、収益記事に誘導し収益率を高めることが近道です。
メリット④:お宝キーワードが眠ってる
ニッチなロングテールキーワードには、まだまだ「お宝キーワード」が眠ってますよ。
特に個人ブロガーとしては、企業が世間体を気にして書きづらい「ネガティブキーワード」が狙い目ですね。
- 〇〇 やばい
- 〇〇 怪しい
- 〇〇 やめたい
- 〇〇 やめとけ
- 〇〇 オワコン
こーいったキーワードには「始めてみたいけど、ちょっと怖いから気になってググる...」という顧客心理があります。
企業からすると「コスパ悪そうだし、やめとこ...」って感じですが、実は稼げるお宝キーワードがたくさん眠ってるんですよね...
個人ブログの強みを活かしつつ、勝てる領域で勝負すること。もちろん「ロングテール」狙いですよ。
メリット⑤:ビッグ・ミドルで表示される
ロングテールSEOでも解説したとおり、ロングテールキーワードを狙うからこそ、ジワジワと評価され、ビッグ・ミドルキーワードでも、徐々に表示されます。
たとえば「転職 おすすめ エージェント 20代」→「転職 おすすめ エージェント」→「転職 おすすめ」→「転職」といった感じで、上位表示の可能性があります。
そのためには、読者の悩みを網羅的に解決する渾身の記事を作りつつ、総合的なSEO対策も欠かせません。
いうまでもなく、いきなりビッグ・ミドルキーワードを狙ってはダメ。絶対に「ロングテールキーワード」から攻めましょう。
ロングテールキーワードのデメリット3つ
一方、ロングテールキーワードのデメリットです。
- デメリット①:大量のPVを期待できない
- デメリット②:上位表示に時間がかかる
- デメリット③:検索意図が類似しやすい
デメリット①:大量のPVを期待できない
検索意図が絞られるため、検索需要が少なくなる傾向にあります。
そもそも需要すらないと、検索1位を獲得しても、集客できません。 そのため、1つの記事ではなく、複数の記事で集客しつつ、他の記事へも誘導すること。
ロングテールキーワードで渾身の記事を作りつつ、検索上位を狙う。さらに、内部リンクでユーザーに役立つ記事を量産することで、PVを底上げできます。
とはいえ、アクセスは安定してる
検索順位の変動が起きにくいロングテールキーワードは競合が少ないからこそ、ビッグ・ミドルキーワードよりも、長期的にトラフィックが安定します。
Googleのアプデや企業参入で、検索圏外に飛ばされた経験はありませんか?
僕は過去に、ミドルキーワードで上位表示できた記事が飛ばされました。
繰り返しですが、狙うべきは「ロングテールキーワード」です。検索順位の変動リスクが少ないため、ロングテールキーワードが下支えとなり、安定的なPVを狙えます。
デメリット②:上位表示に時間がかかる
ブログは、SEO効果が出るまで「4ヶ月〜1年」の期間が必要です。
成果が出るまで時間がかかることを忘れないでください。変更に着手してからメリットが得られるようになるまで、通常は 4 か月から 1 年かかります。引用元:Google検索セントラル|SEO業者の利用を検討する
たいはんは、成果が出る前に諦めます...
繰り返しですが、SEOは結果が出るまでに、ガチで時間かかるんですよね。しかし、一度成果が出れば、中長期的な「資産」となります。
もちろん、検索順位の変動こそありますが、読者の悩みを解決する「渾身の記事」を作ることが大切ですよ。
デメリット③:検索意図が類似しやすい
ロングテールキーワードを狙うと、どーしても似たような記事が増えやすくなります。
- ブログ 始め方 初心者
- ブログ 始め方 wordpress
- ブログ 開設 方法
こーいった検索意図の似てる記事は、一つにまとめましょう。
同一ドメイン内に類似した記事があると「重複コンテンツ」とみなされ、検索結果に表示されにくくなります。つまり、検索結果を食い合う「カニバリ」が発生します。
必ず「1記事1ロングテールキーワード」を意識しつつ、検索意図の異なる記事を書きましょう。
ロングテールキーワードの選び方【5ステップ】
それでは実際に、ロングテールキーワードから記事を作る方法を解説します。
- 手順①:メインキーワードを決める
- 手順②:キーワードを洗い出す
- 手順③:不要なキーワードを排除する
- 手順④:月間検索ボリュームを洗い出す
- 手順⑤:ロングテールキーワードを洗い出す
手順①:メインキーワードを決める
まずは、ブログの発信ジャンルやテーマとなるメインキーワードを決めます。
たとえば「転職」を選ぶなら、転職に関する記事を書くこと。関係ない記事を書くと、専門性に欠け、評価されにくくなります。
あなたの専門性を発揮でき、かつ好きなジャンル・テーマで、読者に役立つ記事を書きましょう。
詳しいブログテーマ選びの方法は【決まらない】稼ぐブログテーマの決め方7つのポイント【テーマを決めた後にすべきこと】にて解説してます。
手順②:キーワードを洗い出す
キーワードを一括取得できる「ラッコキーワード」を使って、たとえば「転職」に関するキーワードを洗い出してみますね。
メインキーワード「転職」を入力すると、たくさんの関連キーワードがヒットします。つまり、コレが「読者の悩み」でして、あなたの書くべき記事です。
右上にある「CSVダウンロード」をクリックすれば、全キーワードをCSVファイルで取得できます。
手順③:不要なキーワードを削除する
発信ジャンルやテーマと関係ないキーワードを、すべて削除します。
もし「書けそうかな?」と判断に迷ったら、実際にググります。もし、検索上位に企業サイトばかりでしたら、そのキーワードはいったん「保留」にしておきましょう。
この作業も果てしなくメンドくさいですが、地道にコツコツやってください。本気でやれば、半日でおわります。
似てるキーワードも一つにまとめましょう!
手順④:月間検索ボリュームを洗い出す
不要なキーワードを削除したら、参考までに月間検索ボリュームを洗い出します。検索ボリュームを把握する理由は「検索需要と競合レベルの確認」です。
たとえば「転職 面接 服装」は、月5,400回も検索されており、競合レベルが強い。
ロングテールキーワードでも、ビッグ・ミドル級の検索ワードはあります。もちろん、企業は見逃しませんので、ググりつつ、勝てそうか確認してください。
検索ボリュームを確認するには「ラッコキーワード」「キーワードプール」「キーワードプランナーを使いましょう。
手順⑤:ロングテールキーワードを洗い出す
取得したサジェストキーワードから、ロングテールキーワードを洗い出します。
繰り返しですが、狙うべきは3〜4語で構成される「ロングテールキーワード」です。
そのため、取得したキーワードに対し、再び検索します。たとえば「転職 おすすめ」→「転職 おすすめ 〇〇」などのロングテールキーワードを取得するイメージです。
ロングテールキーワードまで洗いだせたら、月間検索ボリュームを分析しつつ、書くべき記事を整理します。果てしない作業ですが、最短ルートなので、頑張ってください。
参考までに、当サイト(ゆとりブログ)キーワード管理表の一部を載せます。企業秘密のため、すべては公開できませんが、キーワード選定はこのように行います。
先ほどのCSVファイルで管理してもよいですが、スプレッドシートで作ってもOK。このように管理すれば、進捗状況を把握できまして、ムダな作業が発生しません。
ロングテールSEOで成果を出す仕組み【3ステップ】
ロングテールSEOの基本戦略です。
- 手順①:ロングテールキーワードから書く
- 手順②:ロングテールキーワードから誘導する
- 手順③:ミドル・ビッグキーワードで上位表示される
手順①:ロングテールキーワードから書く
口が酸っぱくなるほど言ってますが、狙うべきは「ロングテールキーワード」です。
企業ならドメインパワーでビッグワードを狙えるかもですが、個人ブロガーは無理。だからこそ、ロングテールSEOでジワリジワリ這い上がる必要があります。
ビッグキーワードはもちろん、たとえミドルキーワードであっても、絶対に「ロングテールキーワード」を狙いましょう。
手順②:ロングテールキーワードから誘導する
ロングテールキーワードで上位表示を目指しつつ、すべての記事から収益記事に読者を流しましょう。
その際「集客記事:収益記事 = 9:1」くらいが理想です。
100記事あったら、収益記事は10記事ほど。むしろ、それでも多いと思います。
ビジネスでは、全体の売上は「2割」から発生しまして、ブログも同じです。それに、収益記事ばかり紹介しても、押し売りを感じたユーザーは離れてしまいます。
読者の悩みを深く解決できると、読了率が高まります。結果的にSEO評価が高まり、検索順位がニョキニョキっと伸びては、アクセスも増え始めます。
好循環サイクルの完成ですので、何より「渾身のロングテールキーワードを書く」ことが大切です。
手順③:ミドル・ビッグキーワードで上位表示される
ロングテールSEOを実践できると、結果的にビッグ・ミドルキーワードでも検索上位に表示されます。
- まずは、渾身のロングテール記事を書く
- 半年くらいすると、ミドルキーワードでも表示される
- 1年くらいすると、ビッグキーワードでも表示される
あくまで「可能性」のお話ですが、いきなりビッグ・ミドルキーワードを狙っても現実的ではありませんよ。
童話『桃太郎』をイメージせよ
童話「桃太郎」でも、いきなり鬼退治はしませんよね...(鬼退治 =「ビッグキーワードで表示」とイメージしてください)
赤ん坊から成長した果てに「よし、鬼を成敗しに行くわ」と宣誓し、道中で「サル・キジ・イヌ」の3匹の仲間を引き連れつつ、鬼ヶ島に向かう。
ジジババからもらったキビ団子の甲斐あり、鬼をボコってめでたしめでたし...ですが、桃太郎単独では死んでたでしょう。
つまり、3匹の仲間 =「ロングテールキーワード」でして、決して桃太郎だけでは勝てません。ブログも同じでして「仲間」を引き連れましょうね。
ロングテールキーワードにおすすめな無料ツール5選
ロングテールキーワードを選定するおすすめ無料ツールを5つ紹介します。
- その①:ラッコキーワード
- その②:キーワードプール
- その③:キーワードプランナー
- その④:サーチコンソール
- その⑤:Google検索
その①:ラッコキーワード
ラッコキーワードとは、サジェストキーワードを一括取得できるツール。
残念ながら、無料プランでは検索ボリュームを把握できません。検索ボリューム数を取得する場合、月額440円〜の有料プランに加入する必要があります。
- 選択肢①:ラッコキーワード(無料)+ キーワードプール(無料)
- 選択肢②:ラッコキーワード(無料)+ キーワードプランナー(課金)
- 選択肢③:ラッコキーワード(有料)
有料プランなら、ラッコキーワード単体でキーワード選定が完結します。
とはいえ、キーワード選定は「サイト設計」で行うモノでして、課金する場合、1〜2ヶ月だけで十分ですよ。
メンドくさい人は、サクッと有料プランを申し込みましょう。詳しくは、ブロガー必須!ラッコキーワードの超便利な使い方ガイド【無料・有料プラン】をどうぞ。
-
【神ツール】ブログに必須!ラッコキーワードの使い方ガイド【無料・有料プラン】
続きを見る
その②:キーワードプール
キーワードプールとは、サジェストキーワードや月間検索ボリュームを無料で取得できる神ツール。
- サジェストキーワードを取得できる
- 詳細な月間検索ボリュームを取得できる
- カンタンな競合分析もできる
無料版ですと、使用制限があります。シリアルキーを登録することで、待機時間を0秒にでき、使用回数の制限もなくなります。
知ってる人は少ないでしょうが、実は穴場なキーワードツールですね。 詳しくは【神ツール】キーワードプールの使い方ガイド【検索ボリュームを無料抽出】をどうぞ。
その③:キーワードプランナー
キーワードプランナーとは、Googleが無料提供する検索ボリューム数やサジェストキーワードをリサーチする定番ツール。
広告運用してないと、検索ボリューム数は「100~1,000」などとザックリとした数値しか表示されません。しかし、キーワード選定ではあまり問題ではありません。
実際にググりつつ、検索上位に法人サイトや人気ブロガーなどがいなければ、上位表示の射程圏内です。 詳しくは【無料】Googleキーワードプランナーの使い方ガイド【サイト設計の必須ツール】をどうぞ。
その④:サーチコンソール
サーチコンソール(通称:サチコ)とは、Googleが無料で提供するアクセス解析ツール。
月間PVや表示回数、クリック回数だけでなく、どのキーワードからブログ記事にアクセスされてるかを分析できます。
そして、本来は狙ってないキーワードから流入してることも把握できます。
タイトルや記事をリライトすることで、ニッチだが需要あるキーワードで集客できます。
その⑤:Google検索
そして最後に、みんな大好き「Google」です。 検索することで、キーワードのヒントをたくさん無料で得られます。
たとえば「転職」と検索すると、キーワード「候補」がいくつかヒットします。
まさに、これが「Googleの解答」でして「こーいったキーワードがよく検索されてるよ...」とコッソリ教えてくれてるワケ。
また「他の人はこちらも質問」「関連キーワード」もヒントでして、ユーザーがどんな情報を欲してるかをザックリ分析できます。
キーワードの「宝庫」ですので、無料でググりましょう。
ロングテールキーワードでよくある質問5つ
ロングテールSEOでコツコツ集客しよう
本記事では、ロングテールキーワードの選び方やロングテールSEOを解説しました。
ロングテールキーワードを理解すれば「弱者の戦法」を実践できます。メリットについても振り返っておきましょう。
- メリット①:検索意図を把握しやすい
- メリット②:検索上位を狙いやすい
- メリット③:コンバージョン率が高い
- メリット④:お宝キーワードが眠ってる
- メリット⑤:ビッグ・ミドルで表示される
この記事を読み終えたら、今すぐ「ロングテールSEO」を実践してください。
お金は使いたくない、時間もかけたくない...とはいえ、誰でも簡単に稼ぐ方法ってないかな...?
そんなモノは、ありません。個人ブロガーに許されてるのは、時間をかけて、渾身の記事を書くことだけです。
そして最後に「朗報」です。
企業は小さいパイを狙いません
豊富な人材と資金のある法人サイトは、あえて「小さいパイ」を狙いにいきませんよ。
事実「稼がなければならない」ため、常に"エモノ"は「検索ボリュームが大きい」「稼げる」キーワードです。
- 〇〇 とは?
- 〇〇 始め方
- 〇〇 おすすめ
もし、法人サイトがお金や時間をかけてまでロングテールキーワードを狙うもんなら、上司や社長に怒られます。それに「ブログ」だけにリソースを割けません。
想像してみてください。法人サイトは「部長 + 編集長 + 社員10名 + 外部ライター」という、とんでもない人件費が発生してます。毎月300万くらいは吹っ飛びます。
企業の戦略は、ビッグキーワードで検索上位をとり、大量のPVを集め、ゴッソリ稼ぐ。呑気に「ロングテールキーワードを狙おう...」なんて言ってられません。
だからこそ、個人ブログはロングテールを狙うことで、法人サイトに勝てるチャンスがあります。ここを理解してる人は少なく、あなたは頭ひとつ飛び抜けたと思います。
というわけで、今回は以上です。こーいった戦い方を「ランチェスター戦略」と呼びます。引き続き、ロングテールキーワードで記事を書いていきましょう!
WordPressブログの始め方
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