ブログのアクセス解析の必要性を知りたいですか?
この記事で紹介する「アクセス解析の重要性」を理解すれば、ブログ記事を書いた後の検索順位をニョキっとUPできますよ。
本記事では、ブログのアクセス解析の必要性、無料おすすめ解析ツール、具体的なアクセス解析でみるべきポイントを解説します。
この記事を読むと、アクセス解析の必要性を理解しつつ、あなたが「今すべきこと」が明確になります。
ブログで稼ぎたいなら、アクセス解析は必須ですよ。稼ぎたくないなら、そっと画面を閉じてどうぞ。
ブログで必須なアクセス解析とは?
アクセス解析とは、サイト訪問した読者の行動を、アクセス解析ツールを使ってデータ分析すること。
ブログで稼ぎたいなら、アクセス解析は「必須」です。なぜなら、アクセス解析しないと、サイト運営の方向性が正しいかどうかわからず、改善できないから。
アクセス解析をすれば、下記をデータ分析できます。
- ユーザーの性質(年齢・性別、国、時間帯など)
- ブログに訪れた回数(新規・再訪)
- ブログ内の移動やユーザーの行動(ページ遷移)
- サイトの流入経路(SEO、SNS、自然検索など)
- 検索キーワード(「〇〇 費用」「〇〇 料金」など)
こーいった、詳しいユーザーの動向は、まさに「お宝」ですね。
なぜ、こーいったデータ分析をするのか?
アクセス解析の目的について解説します。
アクセス解析する目的
上記で解説したとおり「サイト運営の方向性を確かめつつ、検索順位を改善する」ことです。
ブロガーがブログをする目的、それは、本音を代弁すると「稼ぐ」ですよね?
しかし、ブログで稼ぐには、収益化につながるサイト設計や集客の課題を見つけつつ、改善しなければなりません。たとえば、下記のとおりです。
- 読者がブログに来ないな〜...なんでなんだろう?←アクセスUPの施策を改善
- ページの滞在時間も短いな〜...なんでなんだろう?←内容や読みやすさを改善
- 商品のお申し込み率が悪いな〜...なんでなんだろう?←クリック率や訴求を改善
こーいった課題が見つかれば「次に何をすべきか?」が明確になり、正しいサイト運営に導くことができます。
ただ闇雲にブログを書いても、ユーザーがどーいった行動をとってるかを、しっかりデータ分析しなければ、あなたのブログ行動のすべてが「無駄」かもしれません。
ひっそりと佇む山奥のラーメン屋で、いくら一生懸命に店のトイレをピカピカ磨いたところで、一生、お客は来ませんよ。まさに「あなたの感想」とは、そーいうことです。
アクセス解析 =「PDCAサイクル」を回す
アクセス解析とは「PDCAサイクル」を回すことです。つまり「計画→実行→反省→改善」をすればいいだけ。具体的には、下記の手順でどうぞ。
- 手順①:改善点を炙り出す
- 手順②:仮説を立てる
- 手順③:改善する
- 手順④:効果を検証する
こんな感じでPDCAサイクルを回すことで、客観的データに基づいた、効果的な改善を見込めます。
大切なのは「数字は、ウソをつかない」ということです。
決して「あなたの感想」では、一生、ブログで稼げません。稼げたとしても「マグレ」でして、再現性はありません。しっかりと、データ分析しつつ、改善しましょう。
それでは、アクセス解析の重要性を理解できたと思うので、データ分析に必須なアクセス解析ツールを紹介しますね。
ブログでおすすめな無料アクセス解析ツール3選
データ分析に必須な「無料おすすめアクセス解析ツール3選」です。
- ツール①:Googleアナリティクス
- ツール②:Googleサーチコンソール
- ツール③:Similar Web
アクセス解析ツールはたくさんありますが、ぶっちゃけ「Googleアナリティクス」「Googleサーチコンソール」だけでOK。
みんな大好き「Google」が、無料提供してますから、他のツールは必要はありません。詳細にデータ分析できまして、個人ブロガーだけでなく、法人メディアでも重宝します。
ツール①:Googleアナリティクス
Googleアナリティクスを使えば、たとえば、下記のデータを詳細に分析できます。
- ユーザー数(新規・再訪・アクティブ)
- 平均エンゲージメント時間
- どの国・地域から読まれてるか
- どの性別・年齢層から読まれてるか
- 記事ごとの詳細データ(表示回数、ユーザー数、平均滞在時間など)
- 商品へのお申し込みにつながってるか
このとおり、検索ユーザーの行動を詳細に分析できます。たとえば「アクセスユーザーは、日本だけでなく、アメリカからも流入があるのか...」といった具合ですね。
とりま、PVや平均滞在時間をチェックしておけばOKです。
ツール②:Googleサーチコンソール
Googleサーチコンソールを使えば、たとえば、下記のデータを詳細に分析できます。
- 検索キーワードごとの検索順位
- クリック数や表示回数
- 平均クリック率や平均順位
- インデックス登録の詳細
- サイトマップの送信
サーチコンソールは、分析だけでなく、記事のインデックス登録やサイトマップの送信でも必須です。
アナリティクスよりも利用頻度は高いため、使い勝手も良いです。PVや平均滞在時間、回遊率などもチェックできるため、ぜひ活用しましょう。
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ツール③:Similar Web
参考までに、こちらも紹介します。
Similar Web(シミラーウェブ)とは、競合サイトのアクセス状況を分析できるツールです。もちろん、無料で使えまして、多くのWebマーケターが利用してます。
- グローバルランキング
- 国ランキング
- カテゴリランキング
- 合計訪問者数
- 直帰率
- ページビュー
- 平均滞在時間
- 類似サイトの状況
たとえば、こーいったデータを分析できまして、競合分析でかなり役立ちます。
SimilarWebの使い方は、とてもカンタンです。調べたいサイトのURLを入力し、[ENTER]キーを押すだけ。すぐ実践できるので、ぜひ試してみてください。
>> Similar Web
本記事で紹介した「Googleアナリティクス」と「Googleサーチコンソール」は必須です。詳細なデータ分析が可能ですので、PDCAサイクルを実践しましょう。
ブログのアクセス解析で見るべきポイント4つ
上記アクセス解析ツールで取得したデータを活用する方法を解説します。おさえるべきポイントは、下記の4つです。ちょっと長いですが、ついてきてくださいm(._.)m
- ポイント①:PV数
- ポイント②:検索結果のクリック率
- ポイント③:平均滞在時間
- ポイント④:CV・CVR
ネットで稼ぐ方程式は「PV(アクセス数) × CTR(クリック率) × CVR(コンバージョン率)」です。
要は「アクセスを獲得しつつ、クリック率を高めつつ、申し込みにつなげる...」ためには、どーいった改善が必要かをデータ分析しつつ、施策として、ブログに落とし込むだけ。
なお、最重要は「PV」でして、ブログ初心者が目指すべき最優先課題は「アクセス数を増やす」です。まずは、ここから改善しましょう。
ポイント①:PV数
まずは「PV数」に着目しましょう。PVとは、読者がサイトに何人ほど訪れたのかを示す指標でして、最優先で抑えるべきポイントです。
- 月間3万PV「以下」の対策3つ
- 月間3万PV「以上」の対策2つ
上記を目安に、現状のPVをアクセス解析ツールで明確にしつつ、状況に合わせた改善策を実行しましょう。
まずは、月間3万PV「以下」の人が行うべき対策を解説します。
対策①:質の高い記事を書く
質の高い記事 =「読者の悩みを網羅的に解決できる記事」を意味します。
つまり「ユーザーに役立つ情報」を発信するからこそ、Googleに評価され、上位表示でき、SNSで拡散されるなどして、PVが「結果的に」増えるということ。
適当な記事を書いて、PVが増えることはマレです。質の高い記事を作るには、下記を実践しましょう。
- 手順①:ジャンルを絞る
- 手順②:キーワードを選定する
- 手順③:渾身の記事構成を作る
ブロガーにありガチですが「書いたいことを書く」姿勢では、自己満ですよ。
自己満な記事は、質の低い記事とGoogleから評価されやすい。しかし、初心者ほど「書きたいことを書く」傾向にあります。これじゃあ、伸びないのも当然です。
基本は「キーワードから書く」ですよ。ジャンルを明確にした上で、書くべきキーワードを洗い出しつつ、読者の悩みを網羅的に解決できる記事構成が必要です。
詳しくは【コツ7つ】質の高いブログ記事の書き方【3つ巴に評価される方法】をどうぞ。
対策②:ロングテールキーワードから書く
ロングテールキーワードは、検索ボリュームが少なく、複合キーワードから構成されます。
- 特徴①:キーワードは「3〜4つ」で構成される
- 特徴②:月間検索ボリュームは「50〜1,000」くらい
- 特徴③:競合が少なく、上位表示を狙いやすい
- 特徴④:検索意図を読み取りやすい
- 特徴⑤:コンバージョンにつながりやすい
たとえば「転職サイト おすすめ 20代」「転職サイト おすすめ エンジニア」といった複合キーワードからなるイメージです。
読者の悩みが細分化され、ピンポイントでリーチできます。そのほか「ミドルキーワード」「ビッグキーワード」も存在しますが、基本は「ロングテールキーワードで書く」と押さえましょう。
詳しくは【弱者の戦略】ブログで検索上位!ロングテールキーワードの選び方【SEOで成果を出す仕組み】をご覧ください。
対策③:100記事以上、書く
記事数も大切ですね。
目安は「100記事」です。
とはいえ、記事数が重要なのではなく、サイト設計から導かれたキーワードこそが、あなたの書くべき記事数の目安です。必然的に「100記事は超えるよね...」というお話です。
とはいえ、100記事にこだわっても意味はありません。
あなたのすべきことは「質の高いロングテールキーワードで、100記事以上、書け」です。ブログで稼ぎたいなら、最低条件ですね。
>> 関連:【悲報】ブログで100記事を書いても稼げません【ゴールから逆算せよ】
ここからは、質の高い記事、ロングテールキーワードで100記事以上を執筆した方が行う施策です。
対策④:検索順位を改善する
狙ったキーワードで検索順位が上がらない場合は「テコ入れ」が必要です。ロングテールで上位表示されない =「不正解」を意味しますので、改善しましょう。
- 理由①:サイト全体のGoogleの評価が低い
- 理由②:個別記事のコンテンツの評価が低い
- 理由③:順位が上がり始めている途中なだけ
こーいった仮説を立てられますが、一般的に「半年〜1年後」にジワリとSEO評価が上がってくるので、順位が上がらないようであれば、リライトしましょう。
また、記事が検索上位に表示されるためには「ドメインパワー」も深く関係します。
ドメインパワーが高いと、上位表示されやすい傾向にあるからです。詳しくは【初心者】ブログとドメインパワーの基礎ガイド【ツール・調べ方・強化方法】をどうぞ。
対策⑤:検索結果のクリック率を改善する
さいごに、PVが上がらない理由として、そもそもクリックされてない場合も考えられます。検索からの流入がなければ、当然、PVは上がりにくいです。
SNSも大切かもですが、検索流入の大半は「SEO」がメインですよ。
クリック率の改善方法は、下記で解説します。
ポイント②:検索結果のクリック率
検索結果に表示されてる記事のクリック率を上げる施策も重要です。
- 対策①:平均クリック率を確認する
- 対策②:タイトルを改善する
- 対策③:メタディスクリプションを改善する
検索上位クリック率のデータがあります。下に行くほどクリック率が低くなるので、参考までにどうぞ。
※検索画面では「タイトル」「メタディスクリプション」「アイキャッチ画像」が表示されます。このクリック率を上げる工夫が、重要です。
対策①:平均クリック率を確認する
まずは「Googleサーチコンソール」で、平均クリック率を確認しましょう。
これで、自分のサイトの記事の平均クリック率を把握できましたね。
記事ごとのクリック率も確認できます。検索上位に来てるけど、いまいちクリックされてない記事が丸裸ですね。改善すべき項目や記事がわかります。
対策②:タイトルを改善する
検索画面では、タイトルが表示されます。
そこで、検索ユーザーの心理を妄想すると、下記のとおりになります。
まず、タイトルを見る→心が動く→クリックする
重要なので、もう一度いいますが、タイトルを見たら、読者の心が動き、クリックする...という行動心理です。
裏を返すと、読者の興味を誘わないタイトルは、クリックされにくいことを意味します。そのためには、魅力的なタイトルが必要ですし、心理テクも混ぜることも大切です。
詳しくは【本質】ブログで適切なタイトルの付け方とは?【ポイントは5つだけ】にクリックされやすいタイトル作りのコツをまとめましたので、ぜひどうぞ。
対策③:メタディスクリプションを改善する
検索画面では、メタディスクリプションも表示されます。
そこで、検索ユーザーの心理を妄想すると、下記のとおりになります。
まず、タイトルを見る→メタディスクリプションもチラ見する→心が動く→クリックする
メタディスクリプションは、記事の内容をコンパクトに伝える役割があります。補足情報として、クリック率にも影響大ですので、ココも改善しましょう。
詳しくは【ブログ】メタディスクリプションの書き方テンプレート【クリック率3%UPの型】をどうぞ。
ポイント③:平均滞在時間
平均滞在時間も重要です。「平均エンゲージメント時間」とも言いますが、どれだけ読者が記事内に滞在しているかを表す指標です。
一般的に、読者満足度が高いほど、さいごまで読まれる傾向にあります。つまり、あなたに必要なのは、冒頭で読者の心を掴みつつ、ストレスなく読まれるライティングスキルです。
平均滞在時間を改善すると、検索順位がUPします。ココも改善していきましょう。
- 対策①:平均滞在時間「30秒未満」の記事を確認する
- 対策③:リード文を改善する
- 対策④:本文の書き方を改善する
※目安としては「1分〜3分」ほどがベスト。というのも、有名ブロガーの平均滞在時間でさえ「1分30秒」ほどですので。
対策①:平均滞在時間「30秒未満」の記事を確認する
Googleアナリティクス画面左より「ライフサイクル」→「エンゲージメント」→「ページとスクリーン」とお進みください。
少なくとも、平均滞在時間 =「30秒未満」の記事は、離脱時間が早すぎなので「要改善」かと。
滞在時間が短い =「読む価値ナシ」とサクッと読者に判断された可能性が高いです。
検索順位が上がりづらいので、さいごまで読まれるコンテンツを作っていきましょう。つまり、下記の「リード文」と「記事の書き方」が重要です。
対策②:リード文を改善する
すぐ離脱されてしまう原因は、冒頭で読者の興味を誘えないからです。
つまり、冒頭で読者に「自分事」のように思わせれば勝ちでして「あっ、この記事は、自分のために書かれてる記事だな〜」と、納得させることが必要です。
ポイントは、記事の内容をサクッと「500字以内」に伝えることです。
冒頭でダラダラ長文を書いててもダメ。そして、自分語りをするのもNGです。リード文の書き方には「型」がありますので、詳しくは別記事をどうぞ。
詳しいリード文の書き方は【重要】ブログリード文(書き出し)で心を掴め!誰でもマネできる書き方テンプレートをどうぞ。
対策③:記事の書き方を改善する
おすすめな記事の書き方、それは「PREP法」です。
- P:結論(結論から述べる)
- R:理由(結論の根拠を述べる)
- E:具体例(具体例で解説しつつ、反論)
- P:結論(再度、結論で締める)
つまり「結論→理由→具体例→結論」という基本的な「文章の型」にそって書くことで、内容もスッと入り、読みやすい文章になります
ただし、すべての見出しや文章をPREP法で書いても、それは本質的ではありません。詳しい本文の書き方については別記事をどうぞ。
本記事もPREP法を意識して書いてるので、ある程度、内容はわかりやすいと思います。
ポイント④:CV・CVR(申し込み率)
CV・CVRの改善は、優先度が低いので、後回しでもOKです。というのも、PVが少ないのに、CVRを改善したところで売上UPにつながらないからです。
- CV:コンバージョン←成約のこと
- CVR:コンバージョン率←成約率のこと
たとえば、資料請求、申込ボタン、商品の購入、お問い合わせ...こーいった行動アクションを読者に促したいとき、CV・CVRの施策が必要です。
セールスライティング、マイクロコピー、ボタンの色・影など、CVRを上げる方法はたくさんあります。なお、正解はないので、ABテストを繰り返しつつ、自社サイトにあったベストな方法を模索していきましょう。
ブログで稼ぎたいならアクセス解析は必須です
本記事では、ブログにおけるアクセス解析の必要性、無料おすすめアクセス解析ツール、具体的な分析方法についてマルっと解説しました。
ブログは、ただ書いて終わりではありません。たとえば、数学の問題でも、必ず「答え合わせ」をしますよね?ブログも同じですよ。
仮に間違った方向に進んでも、ちゃんとアクセス解析ツールで分析すれば、軌道修正しつつ、何を改善すべきかを明確にできます。先の見えない暗闇に進むのは怖いですからね。
- アクセス数
- クリック率
- 平均滞在時間
何度でも言いますが、アクセス数(PV)の改善が最優先事項です。ロングテールキーワードで質の高い記事を生産しつつ、地道にコツコツ、PVを稼いでいきましょう。
WordPressブログの始め方
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