本記事のもくじ
WordPressブログのパーマリンク設定で悩んでませんか?
本記事では、WordPress初期設定として、ブログ初心者が最初に設定しないと120%後悔する「パーマリンクの設定方法」について解説します。
この記事を読むと、パーマリンクの概要、設定方法、書き方、注意点などをマルッと理解できます。
パーマリンク設定を間違ったままブログ運営すると、メチャクチャ後悔しますよ。
僕はパーマリンク設定で失敗したので、この記事を読んでるあなたには失敗してほしくありません。ブログ初心者は必見の「パーマリンク設定ガイド」をどうぞ。
パーマリンクとは?【記事のURL】
結論、パーマリンクとは記事ごとに割り当てられる「URL」のことですね。
パーマリンクとは、記事のURL
上記画像で解説すると、URL全体を含めて「パーマリンク」といいます。これが、記事ごとのURLになります。
デフォルトでは、上記のようなパーマリンク設定になってるかと。たぶん「このままでいいのでは?」と思うかもですが、実をいうと、最適なパーマリンク設定があります。
それは、パーマリンクを「投稿名」に変更することです。
パーマリンクの存在意義
通常、ウェブサイトのページやブログ記事には、URLが割り当てられます。パーマリンクには、下記の用途があります。
- 用途①:他のページや記事と区別する
- 用途②:特定のページや記事を参照(リンク)
- 用途③:ブックマーク、共有、引用
たとえば、ググったり、SNSの外部リンクをクリックすることで、そのページや記事に直接アクセスできます。
要は、テキストや画像などの要素をクリックしたとき、別のページや記事に移動するためのリンクのこと。これが「パーマリンク」です。
パーマリンクの種類【結論、投稿名にせよ】
WordPressでは、パーマリンク構造をカスタマイズできます。WordPressで設定できるパーマリンクの種類は全部で「6つ」です。
結論、パーマリンク設定 =「投稿名」にしましょう。
あとはスルーでOK。必ず、WordPress管理画面の「設定」>「パーマリンク」より、初期設定を「投稿名」に変更してください。
その①:投稿名←結論
WordPressのパーマリンク設定は「投稿名」に変更しましょう。投稿のスラッグが、URLの構造に使用されます。これが、本記事の結論です。
- 理由①:記事内容をイメージできる
- 理由②:SEOに最適化
「https://example.com/sample-post/」
たとえば、上記のとおり。
スッキリして、見やすいですよね?
パーマリンクの設定は「投稿名」がベストですので、ぶっちゃけ、下記の他の項目はサクッと流します。
その②:基本(デフォルト)
WordPressのデフォルト設定は「基本」です。WordPressが自動的に生成するパーマリンクの構造になります。たとえば、投稿URLは、下記のとおりです。
https://example.com/?p=123
しかし、意味不ですよね?
投稿名に変更しましょう。
その③:日付と投稿名
この種類のパーマリンクでは、投稿日と投稿のスラッグがURLの構造に使用されます。たとえば、下記のとおりです。
https://example.com/2023/01/01/sample-post/
これでも一見、良さげですが、NGですね。記事内容を更新しても、URLの投稿日は変わりません。つまり、古い情報の記事と誤解される可能性があります。
必ず「投稿名」に変更しましょう。
その④:月と投稿名
この種類のパーマリンクでは、投稿月と投稿のスラッグがURLの構造に使用されます。たとえば、下記のとおりです。
https://example.com/2023/01/sample-post/
こちらも「日付と投稿名」と同様、記事内容を更新しても、URLの投稿月は変わりません。つまり、古い情報の記事と誤解される可能性があります。
必ず「投稿名」に変更しましょう。
その⑤:数字ベース
この種類のパーマリンクでは、WordPressが自動的に割り当てた記事IDの数字がURL構造に使用されます。たとえば、下記のとおりです。
https://example.com/archives/123/
パーマリンクから記事内容を推測できないので、おすすめしません。「投稿名」に変更しましょう。
その⑥:カスタム構造
上記で解説した複数の要素を組み合わせ、パーマリンクの構造を自由にカスタムできます。
たまに、他の記事では「カスタム構造に変更しましょう」と解説してたりしますが、まったくお門違いですね。正しくは「投稿名」ですので、間違えないように。
WordPressでパーマリンクを設定する方法
パーマリンクの設定方法は、とてもカンタンです。
パーマリンクの種類を変更するには、WordPress管理画面から「設定」>「パーマリンク」をクリックし、希望するパーマリンクの種類を選択します。
デフォルト設定から「投稿名」に変更しましょう。あとは、保存しておわり。
記事の投稿画面を見ると、タイトル下にパーマリンクの入力欄があります。これで、パーマリンクは「投稿名」で入力できるようになります。
パーマリンクの書き方ルールは5つだけ
Googleが推奨するおすすめなパーマリンクの書き方です。
- ルール①:検索エンジン&人間が理解できる構造
- ルール②:英語で書く
- ルール③:SEOキーワードを入れる
- ルール④:短く、シンプルにする
- ルール⑤:区切る場合は「ハイフン(-)」を使う
サイトの URL 構造はできる限りシンプルにします。論理的かつ人間が理解できる方法で URL を構成できるよう、コンテンツを分類します。可能な場合は、長い ID ではなく意味のある単語を URL に使用します。引用元:Google検索セントラル
上記に基づきつつ、SEO最適化したパーマリンクの書き方を解説しますね。
ルール①:検索エンジン&人間が理解できる構造
Googleは、パーマリンクをパッと見ただけで、その記事内容を「論理的かつ人間が理解できる」構造が望ましいと考えています。
だからこそ、パーマリンクの設定は「投稿名」にする必要があります。
WordPressのデフォルト設定ですと、パーマリンク =「?p=123」とかですので、Googleも人間もまったく記事内容を理解できません。これじゃあ、ダメダメです。
そのための方法として、ルール②・③が重要になります。
ルール②:英語で書く
パーマリンクは、英語で書きます。なぜなら、パーマリンクが日本語だと、リンクをペーストしたりSNSでリンクを共有するとき、ランダムな英数字に変換されるからです。
- https://example.com/パーマリンク/
- https://example.com/%E7%53%AF%B3%44%BC%E4%53%39%E3%54%17%B3%53%OC%E3%42%B7/%E3%22%CB%/
こーいったリンクを見たことないですか?これじゃあ、リンク内容が意味不です。
そのため、パーマリンクは日本語ではなく、必ず「英語」で記述しましょう。英語でしたら世界共通言語ですので、検索エンジンもしっかり認識できます。
https://example.com/permalink/
これにて、最適化されたパーマリンクの完成です。
参考動画:ジョン・ミュラー氏による解答
とはいえ、パーマリンク =「日本語」でも、SEO的に問題アリではないようです。Googleの「ジョン・ミュラー氏」の質問解答動画をどうぞ。
46:39の質問をまとめると、下記のとおりです。
What does Google recommended for URL structure of local language site. Is it to be in local language or English?
- コンテンツ内容と同じURLが好ましい
- たとえば、インドユーザーにとってはインド語のURLが素晴らしい体験になる
- とはいえ、英語で書かれても問題ない
- 長期的に見たら、コンテンツと同じ言語で書かれてる方が望ましい
SEO自体には問題なさそうですが、どの道、日本語のパーマリンクは文字化けを起こすので、「英語」一択ですね。
ルール③:SEOキーワードを入れる
そして、パーマリンク内には「SEOキーワード」を入れることで、SEO最適化できます。
たとえば、本記事の「WordPressブログのパーマリンク設定ガイド」に関しては、下記のとおりです。
https://yutorin-tensyoku.net/wordpress-blog-permalink/
SEOキーワードをパーマリンク内に入れてるので、地味なSEO対策になってます。
むしろ、SEOキーワードを入れなかったら、パーマリンクから記事内容をイメージできません。パーマリンクには必ず「SEOキーワード」を入れましょう。
ルール④:短く、シンプルにする
パーマリンクは、短くシンプルにまとめること。たとえば「WordPressブログの始め方」という記事のパーマリンクを考えてみましょう。
- NG:https://example.com/wordpress-blog-how-to-start/
- OK:https://example.com/wordpress-blog-starting/
ぶっちゃけ、前者でも問題ありません。とはいえ、冗長気味になるなら、コンパクトにまとめた方がスッキリします。
Googleは「人間が理解できる方法で」パーマリンク設定することを推奨してますので、視認性の観点からも、シンプルさは大切です。
パーマリンクは、長すぎると検索順位が低下する可能性もあるため、短くわかりやすいものが最適ですね。
ルール⑤:区切る場合は「ハイフン(-)」を使う
すでにお気づきかもですが、パーマリンクが長くなる場合、「半角ハイフン(-)」で単語を区切ります。
- NG:https://yutorin-tensyoku.net/wordpress_blog_permalink/
- NG:https://yutorin-tensyoku.net/wordpressblogpermalink/
- OK:https://yutorin-tensyoku.net/wordpress-blog-permalink/
アンダースコア(_)や、区切らないパーマリンクは「非推奨」です。
パーマリンクを区切る場合は、視認性の良い、定番な「ハイフン(-)」でOK。
パーマリンクを変更する2つのリスク
ここまでで、パーマリンクの概要や書き方を理解できたと思います。
しかし、初心者ブロガーさんに注意です。それは、パーマリンクを途中で変える場合、SEOの観点でとてもマイナスになることを頭に入れておいてください。
- リスク①:被リンクがゼロになる
- リスク②:ドメインパワーやSEO評価がさがる
パーマリンクを一度設定したら、絶対に変更しないでください。
リスク①:被リンクがゼロになる
パーマリンクが変わると、URLの文字列が変わります。というと、内部リンクや外部サイトで掲載・引用されてたURLから、アクセスできなくなることを意味します。
つまり、SEOの最大資産である「被リンクを失う」ことを意味します。
被リンクとは、第三者から、特定の記事リンクを引用されることです。しかし、パーマリンクが変更されると、その記事にアクセスできません。これは、SEO的に最悪です。
被リンクは、SEOの中でも最重要対策でして、被リンクが外れると、SEOで大きく評価が下がります。結果、検索順位が下がってしまうので、アクセスや収益の機会が失われます。
リスク②:ドメインパワーやSEO評価が下がる
パーマリンクを投稿後に変更すると、これまで積み上げてきたSEO評価が「ゼロ」になります。記事単体のドメインパワーも下がるので、いいことはないですね。
>> 関連記事:【初心者】ブログとドメインパワーの基礎ガイド【ツール・調べ方・強化方法】
変更するなら、早めがベスト
SEOで評価され始める前に変更する分には問題ないです。しかし、検索順位が上がってきた or 上位表示されてる段階で、パーマリンク変更すると、今までの時間と苦労がすべて「水の泡」です。
そもそも、パーマリンクを途中変更 =「ガバガバな記事設計」を意味します。
欠陥不良のビルと同じでして、、、「あっ、柱入れ忘れてたわ...住民には、強制退去してもらうか...」っていう感じですからね...
WordPress初期設定の段階で、パーマリンク =「投稿名」に設定しつつ、記事設計書に従いつつ、パーマリンクを明確にしておきましょう。
変更する場合は、 301リダイレクト
どーしてもパーマリンクを変更したい場合もあると思います。そんなときにおすすめな方法が「301リダイレクト」です。
301リダイレクトとは?
301リダイレクトとは、ウェブサイトや記事の古いURLを、新しいURLに永久的に移動させる方法です。
内部リンクや外部リンクが維持され、検索エンジンのインデックスも保たれます。また、ページに対するSEO評価を、移転先ページにマルっと引き継ぎつつ、URL変更の影響を最小限に抑えることができます。
301リダイレクトの方法はいくつかありますが、プラグイン「Simple 301 Redirects」を使った方法がベストです。
『Simple 301 Redirects』の使い方
- 手順①:WordPress管理画面にログイン→「プラグイン」メニューから「新規追加」をクリック
- 手順②:検索欄に「301 redirect」と入力し、検索結果から「Simple 301 Redirects」プラグインを選択
- 手順③:「プラグインをインストール」をクリックし、インストール完了後「プラグインを有効化」をクリック
- 手順④:「設定」から「301 Redirects」をクリックし、古いURLと新しいURLを入力し、変更保存する
- 手順⑤:古いURLにアクセスし、新しいURLに転送されるかどうかをチェック
上記のように、専用プラグインを使うことで、サクッと301リダイレクトを行えます。
ただし、複数の301リダイレクトを行う場合や、特定ページへのアクセスだけリダイレクトするような設定を行いたい場合は、プラグイン以外の方法を検討する必要があります。
ここはむずかしいので割愛しますが、パーマリンクの変更は無闇にすべきではありません。記事設計の段階で、パーマリンクは明確にしておきましょう。
パーマリンクをSEO最適化しよう
本記事では、WordPressのパーマリンク設定についてマルっと解説しました。
パーマリンクとは、個別記事ごとに割り当てられる「URL」のことでしたね?パーマリンクの書き方をおさらいします。
- ルール①:検索エンジン&人間が理解できる構造
- ルール②:英語で書く
- ルール③:SEOキーワードを入れる
- ルール④:短く、シンプルにする
- ルール⑤:区切る場合は「ハイフン(-)」を使う
パーマリンクは、WordPress管理画面の設定より、必ず「投稿名」に変更しつつ、Googleから「論理的かつ人間が理解できる方法で」記載するようにしましょう。
また、パーマリンクを変更すると、URLも変わってしまうので、特に注意です。パーマリンクの途中変更は、SEO評価が下がり、被リンクやSNSシェアを失ってしまいます。
パーマリンクを変更する際は、必ず「301リダイレクト」を実施しつつ、PV低下や収入減といった機会損失をなるべく防ぐようにしましょう。
というわけで、今回は以上です。ブログ初心者さんは、知識として知らないとコケる「ワナ」です。パーマリンク設定は、ブログを立ち上げたら、最初に行いましょう。
その他にも、やるべきWordPress初期設定がたくさんあります。詳しくは【20個】WordPressおすすめ初期設定ガイド【失敗を避ける方法】をどうぞ。
WordPressブログの始め方
-
【無料】たった10分でできるWordPressブログの始め方【エックスサーバー】
続きを見る
SEO対策
-
【保存版】ブログSEO対策の完全ロードマップ【普遍的に通用します】
続きを見る