最近、AIアートを始めました。しかし、ビミョーな作品ばかりで、どーやってもっと、AIアートを上手く作れるのか知りたいです。プロ並みに作れるプロンプトの方法を教えてください。
こんなお悩みを解決します。
本記事の内容
- AIアートを狙って描く3つのコツ
- AIアートで「基本構文」を守る重要性
この記事を書いてる僕は、ジョージアで暮らすデジタルノマド。AIツールでAIアートを作成しており、時代の最先端で活動してます。
AIアートをイメージ通りに作りたいと悩んでませんか?
本記事では、AIアートを狙って描く3つのコツを解説します。
この記事を読むと、イメージ通りのAIアートを描けるようになり、初心者でも、限りなく失敗を避けられるプロンプトの方法を理解できます。
さぁ、ホラーなAIアートからはサヨナラしましょう。AIアートがプロ並に上手くなる「3つのコツ」を解説します。
AIアートを狙って描く3つのコツ
AIアートを狙って描く3つのコツです。
コツさえ押さえれば、失敗を防げます。
- コツ①:プロンプトは厳密に指示する
- コツ②:絵のスタイルを細かく設定する
- コツ③:高画質化する"スパイス"を入れる
コツ①:プロンプトは厳密に指示する
プロンプト =「文章(呪文)」のこと。
プロンプトは、厳密に指示しましょう。
AIは、ビッグデータから推論します。つまり、AIアートは、過去の膨大な絵の中から、プロンプトに一致する特徴を抽出し、それらを組み合わせて作られます。
たとえば「犬」とザックリ指示すれば「柴犬」「トイプードル」「チワワ」などと、AIが混乱します。挙句の果てに「スヌーピー」やら「チーバくん」なんかも、抽出の対象になりかねません。
そーではなく「ベレー帽を被り、正面を向いて座っている柴犬の肖像画。首にマフラーを巻いている。ゴッホ作。」のように、厳密な指示が必要です。
また、略語ではなく正式名称を使うこと、専門用語には説明書きを付け加えるなどすると、AIの精度がグッとUPします。
AIにとって、人間のように、特に日本人のように「察する文化」「暗黙の了解」「以心伝心」のような価値観は、とても苦手な生き物なのです。
コツ②:絵のスタイルを細かく設定する
絵のスタイルを詳細に指示することで、AIアートの完成度が劇的にUPします。たとえば、下記のとおりです。
- その①:作風を指定する
- その②:体のパーツを指定する
- その③:作者を指定する(英霊)
絵のスタイル、フォーカス部位、作者の特徴などを、AIにマルっと伝えられます。
その①:作風を指定する
作風を指定することにより、AIアートの雰囲気を演出できます。
- artstation:アートステーション
- portrait of:肖像画
- concept art:コンセプトアート
- digital painting:デジタル絵画
- award-winning:受賞歴のある
上記以外にも、ジブリ、油絵、日本画、水彩、イラスト、風景、ドット絵、浮世絵などもあります。
イメージに合わせ、いろんな作風を指定しましょう
その②:体のパーツを指定する
体のパーツを指定すると、その部位にフォーカスされやすくなります。たとえば、顔に寄せたい場合は、下記のようにプロンプトします。
- detailed beautiful face:詳細な美しい顔←顔にフォーカスされる
- detailed human eyes:詳細な目←目にフォーカスされる
- detailed hair:詳細な髪←髪にフォーカスされる
カラダ全体が写る画像ではなく、顔面アップな肖像画を作りたい場合は、上記のように「detailed 顔パーツ」で指定すると、顔にフォーカスされやすくなります。
こーすることで、ブレにくい、狙ったAIアートを作れます。
その③:作者を指定する(英霊)
AIアートでは、作者 =「英霊」といいます。要は、すでに亡くなっている偉大な人物を、AIアートの世界に召喚することを意味します。
- Vincent Willem van Gogh:ゴッホ作
- Claude Monet:モネ作
- Leonardo da Vinci:ダ・ヴィンチ作
なお、英霊を召喚する際には、敬意を払いつつ、正式名称で書きましょう。
AIは、ビックデータから、過去の偉大な作者や作品を学習してます。なので「by 〇〇」とプロンプトすれば、簡単に英霊を召喚できます。
こーすると、どんな画像でも「英霊風」に仕上げることができます。
コツ③:高画質化する"スパイス"を入れる
最後に、AIアートを高画質化する「スパイス」で味付けします。特に覚えておくべき呪文は、下記のとおりです。
- 4K/8K
- Ray tracing
- Unreal engine
- Playstation5
- taken by カメラ名
要は、AIに上記の単語を認識させることで、「高画質にしなくては...」と誘導できます。文末に、この"スパイス"があるかどうかで、AIアートの完成度に「雲泥の差」が現れます。
AIアートで「基本構文」を守る重要性
上記で解説した「3つのコツ」に加え、AIアートの「基本構文」も大切です。
AIアートの基本構文とは?
プロ並みのアートを作るには、3つのコツに加え、下記の基本構文を使うことが、とても大切です。
- 全体フォーマット:どんな作風にするか?
- 主題(テーマ):作品のテーマとは?
- 主題の補足:背景や状態など
- 作者(英霊):過去のアーティスト
- 全体の補足:色合いや色彩
- フレーバー:作品の総仕上げ
全体フォーマット→主題→主題の補足→作者→全体の補足→フレーバー
3つのコツを意識しつつ、基本構文をマスターしましょう。
基本構文をもとに、AIアートを作成
上記の基本構文に従い「ラベンダー畑と風車」のAIアートを作ってみます。
- 全体フォーマット:Detailed landscape painting of
- 主題(テーマ):Lavender field with windmills
- 主題の補足:Blue sky and white clouds
- 作者(英霊):by Diego Rodríguez de Silva y Velázquez
- 全体の補足:cinematic composition, cinematic lighting, overexpose
- フレーバー:Unreal engine
部屋に飾ると映えそうなAIアートが完成しました。雲の陰影や濃淡といい、空のグラデーションといい、プロの画家が描いたみたいですよね?
基本構文を守ることで、AIアートのレベルが格段にUPします。風車のプロペラにAI感は残るものの、それ以外は実に素晴らしいと思います。
あなたは、どう思いましたか?
プロンプトの注意点
AIアートは、打ち込んだキーワードに対し画像が生成されます。しかし、プラットフォームでは、利用規約により、その適正な利用が定められてます。
- 注意点①:利用規約を遵守する
- 注意点②:商用利用の有無を確認
- 注意点③:現存する人を使用しない
特に、現代アーティストやその作風をプロンプトするのは、マナー的にもよくない。
可能な限り避けるべきですし、生成したAI画像がネットに流出すれば、著作権以外の問題で、AIの規制も高まりかねません。
グレーゾーンですが、他人の顔を勝手にAI材料にするのは、人として問題ですよ。詳しくは【初耳】知らないと損するAIアートの注意点3つ【AIと共存する未来とは?】をどうぞ。
AIアートのコツをマスターしよう
本記事では、AIアートを狙って描くための3つのコツとAIアートの基本構文をマルっと解説しました。
- コツ①:プロンプトは厳密に指示する
- コツ②:絵のスタイルを細かく設定する
- コツ③:高画質化する"スパイス"を入れる
上記に加え「全体フォーマット→主題→主題の補足→作者→全体の補足→フレーバー」という基本構文さえ押さえれば、ホラーなAI画像を避けられるハズ。
あとは、入力する文言や表現次第ですが、やはり、数をこなすしかありません。
引き続き僕も、AIアートの要領を正しく守りつつ、楽しくクリエイトします(*`・ω・)ゞ
プロンプトにはAIがおすすめ
AI画像を生成するには、AIが読み取りやすいテキストを入力する必要があります。
しかし、英語の苦手な人がプロンプトしても、ぶっちゃけ、微妙なAIアートが完成します。
そこで「Catchy(キャッチー)」というAI文章作成ツールを使うことで、誰でもサクッとプロンプトできますよ。
詳しくは、AI文章作成ツールの神「Catchy(キャッチー)」の使い方【現役ブロガーがレビュー】をどうぞ。
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