本記事のもくじ
ブログは「◯文字以上、書かなければならない」とカン違いしてませんか?
この記事で紹介する「ブログ文字数の目安」を知ると、ブログ記事に必要な「本質的な文字数」を理解できます。
そこで本記事では、文字数とSEOの関係性、上位記事の文字数が多い理由、ブログ記事における最適な文字数の目安などを解説します。
この記事を読むと、ブログ記事における文字数の本質を理解できます。
結論、ブログ記事に最適な文字数は存在しません。とはいえ、目安はあるため、その秘訣をコッソリと教えますね。
それにGoogleは、文字数だけでコンテンツを評価していません。大切なのは「読者愛」でして、ユーザーの悩みを「深く」解決する情報をわかりやすく届けることですよ。
ブログ記事の文字数に正解など存在しません
その理由は、キーワードによって書くべき内容が異なるからです。
結論:キーワードによって最適な文字数は変わる
考えてみれば当たり前でして、キーワードによって、書くべき内容は変わりますよね?
- キーワードが異なる
- 届ける読者も異なる
- 記事の構成も異なる
キーワードは無数に存在し、記事内容が変わるのは当然です。それに、読者の抱える「悩みの深さ」も変わります。
つまり「何文字以上、書かなければならない」という決まりはなく、大切なのは「いかに読者の悩みを解決できるか?」の一点だけです。
そこで、わかりやすいよう「大谷 年収」というキーワードで検索するユーザーの心を紐解いてみましょう。
具体例:大谷 年収
たとえば「大谷 年収」でググるユーザーの気持ちはというと、シンプルに「大谷選手の年収が知りたい」ですよね?
他にも「二刀流の秘訣とは?」みたいなニーズもあるかもですが、まず読者が知りたいのは「いいから、大谷の年収を教えてくれ」です。
だから、記事の冒頭で「大谷選手の年収は〇〇です」と結論を示せば、ユーザーの疑問は晴れ、安心して帰ります。
※このキーワードの場合、記事の文字数は「500字」ほどで、ユーザーの悩みや疑問を解決できるハズ。
解答:再検索させない
すでにヒントを示したとおり「再検索させない」ことが重要です。つまり、記事内で完結させること、厳密にいえば「戻るボタンを押させない」ことですね。
- ステップ①:悩みや疑問を解決するために検索する
- ステップ②:悩みや疑問が解決したら画面を閉じる
- ステップ③:上記が解決されない場合、別の記事に移る
つまり、悩みが解決した =「画面を閉じる」でして、文字数が多かろうと少なかろうと、本質ではありません。(キーワードによって、ユーザーの悩みレベルが異なるから)
100%"正解"とは断言できませんが、SEOの内部事情に詳しいエンジニアの知人も言ってたので、信憑性は高いです。
文字数が少なくても上位表示されるのは、検索意図を十分に満たしてるから。ユーザーが画面を閉じることで「この記事は役立つ」と判断されてるからです。
検索意図をスルーして、文字数を積み上げても意味はありません。あくまで「読者に役立つ記事を書いたら、結果的にこれくらいの文字数に落ち着きます」というお話です。
文字数は「少ないが正義」です
そもそも、たいはんの人にとって、文章を読む =「苦痛」でして、なるべく文字数は少ない方が紳士ですね。
読者は「この記事を読んだら、自分の悩みが解決するのか?」に興味があって、別にあなたの文章をスキ好んで読んではいません。
個人的に「〇〇は〜〜でしょう」みたいな言い回しで文字数を盛るたびに「自信ないのかな...?断定できないなら、上から目線で語るなよ...」と虫唾が走ります。
書きたいことを書くな!
なお、僕がブログを書くときは、下記の3点を意識してます。
- ポイント①:書きたいことを書くな!
- ポイント②:一文は短く!
- ポイント③:感情を消せ!
よくブログを「個性を出す場」とカン違いしてる人がいますが、いくら自分の書きたいことを書いても、読まれませんよ。本や雑誌でも「オレの話」など、全体の1%もないので。
読者の心に先回りしつつ「次は何を知りたいのかな?」と、いわば「気を遣うライティング」が大切です。これを「SEOにおける先読みライティング」と呼びます。
とはいえ、検索上位は文字数が多い
とはいえ、検索上位を調べると、やはり文字数は多い傾向にあります。
英語圏のデータですが、やはり検索上位ほど、相対的に文字数は多い傾向にあります。
本キーワードの場合
また、本記事のキーワード「ブログ 文字数」の検索上位における文字数を調査したところ、やはり下記のとおりでした。
[ブログ 文字数] の検索上位における文字数 | |
---|---|
検索順位 | 文字数 |
1位 | 10,163字 |
2位 | 11,066字 |
3位 | 8,215字 |
4位 | 4,181字 |
5位 | 10,950字 |
平均「9,000字」でして、わりと多いイメージですね。
一般的に「文字数は、SEOに関係ない」と言われるものの、検索上位の記事は文字数が多い傾向にあるのも、また事実です。
では、その実態に迫ります!
検索上位のブログ記事で文字数が多い理由3つ
上位記事の文字数が多い理由は、下記のとおりです。
読者ニーズに120%応える記事を書くと、記事構成が分厚くなり、自然と文字数が増えます。
これは、YouTubeやセミナーでも同じでして、コンテンツの質が高いほど、情報量は増え、ユーザーの満足度も高まります。
理由①:検索意図を網羅する
ブログを書くなら、適切に「検索意図」をくみとること。
検索意図
検索意図とは「読者はどんな思いで、そのキーワードを検索したのか?」を知る手がかりのこと。2種類あり、それが「顕在ニーズ」と「潜在ニーズ」です。
- 顕在ニーズ:読者がシンプルに知りたいこと
- 潜在ニーズ:読者に隠された本当の悩みや疑問
たとえば、本記事のキーワード「ブログ 文字数 目安」の検索意図は、下記のとおりです。
- 顕在ニーズ:ブログにおける文字数の目安を知りたい
- 潜在ニーズ:ブログの文字数よりも大切なことを知りたい/長文でも離脱されないコツを知りたい/短い記事と長い記事のメリット・デメリットを比較し、個々のブログに適した文字数を決めたい
つまり、顕在ニーズの解消後に「読者は何を知りたいか」「どのように行動してもらいたいのか」と、読者の心に先回りしたライティングが大切です。
本記事でも「ブログに文字数の正解はありません」と顕在ニーズを解消しつつ、いろんな角度から潜在ニーズに訴求してます。そのため、文字数も自然と増えるワケ。
理由②:記事の専門性が高い
SEOでは「専門性」が評価されます。
Googleは「E-E-A-T(経験-専門性-権威性-信頼性)」を掲げており、最重要は「専門性」です。検索上位を狙うには、専門性ある質の高い記事を書かなければなりません。
たとえば「SEO(Search Engine Optimization)」についての記事を書くなら、母親でも理解できますか?
ぶっちゃけ、法人サイトは「そんなの関係ねぇ」って感じですが、著者の知識が深ければ深いほど、わかりやすく解説できるハズです。
このように専門レベルが高いと、情報量は自然に増えます。結果、プロフェッショナルが評価され、読者の悩みを深く解決できる質の高い記事は、上位表示されやすくなります。
理由③:内容に網羅性がある
ブログで検索上位を狙うには「SEOライティング」が必須です。
SEOライティング
SEOライティングとは、検索エンジンに好かれる記事構成でライティングする方法でして、書きたいことを書いても評価されにくいのは、このためです。
このように、網羅性ある記事はユーザーの悩みを「深く」解決でき、文字数が増えた結果、検索上位を狙いやすくなります。
さて、ブログにおける文字数の重要性を理解できましたね?ココからは「どーやって、競合サイトの文字数を調べるの?」という疑問に迫ります。
※まさにココが「潜在ニーズ」ですね。
競合ブログ記事の文字数を調べる方法
先にネタバレすると、文字数の目安は「検索上位の平均値」です。これを念頭に、競合サイトの文字数を調べる方法を解説しますね。
文字数を調べる方法
競合サイトの文字数を分析できるおすすめツールは「ラッコキーワード」です。
まず、検索欄に狙うキーワードを入力しましょう。
たとえば「チャーハン パラパラ コツ」と入力し、次に「見出し抽出(上位20サイト)」をクリックします。
すると、検索上位TOP20サイトのデータが出力されますので、その中の「文字数」に着目すると、その記事の文字数が詳しくわかります。
また、上部に注目すると、検索上位の「平均文字数」もわかりまして、これにて「どのくらいの文字数が必要なのか?」をサクッと分析できます。
他にも分析データが得られるので、詳しいラッコキーワードの使い方は、ブロガー必須!ラッコキーワードの超便利な使い方ガイド【無料・有料プラン】をどうぞ。
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【神ツール】ブログに必須!ラッコキーワードの使い方ガイド【無料・有料プラン】
続きを見る
検索上位 =「Googleの解答」です
残念ながら、検索上位の記事 =「Googleの解答」でして、その記事の文字数(情報量)が、一つの「目安」になります。
たとえば、検索上位の平均文字数が「10,000字」だとします。しかし、たった「3,000字」の情報量で検索上位を狙うのは、なんとなく現実的ではなさそうですよね...?
これは「戦」をイメージすればわかりやすいかと。軍勢1万に対し、たった「3,000人」で勝とうとするのは、よほどの運と戦略がない限り、無謀かと。
平均の文字数で、ようやく戦えるイメージ。あくまで目安ですが「現実的には、それくらいの『情報量』は必要ですよ...」ということ。
※ここで大切なのは、文字数 =「情報量」ということ。いくら不要な言葉で文字数を稼いだとて、読みくかったら、本末転倒ですよ。
文字数から最適化したブログ記事構成の作り方【3ステップ】
競合サイトの文字数を分析する方法を理解できたら、記事作成に活かさないとですね。
- 手順①:キーワードを決める
- 手順②:検索意図を洗い出す
- 手順③:渾身の記事構成を作る
上記の手順にて「検索上位の平均文字数」から導き出した情報量を盛り込みましょう。
手順①:キーワードを決める
前提として、いきなりブログを書いてはいけません。必ず「狙うキーワード」を決め、次に「どのくらいの検索需要があるか」を分析すること。
- その①:SEOキーワードを決める
- その②:月間検索ボリュームを把握する
たとえば、本記事も「ブログ 文字数 目安」というキーワードを狙っており、一定の検索需要アリと分析した上で、記事を書いております。
実際の検索ワードやどのくらい検索されてるかの数値データを無視して書いたところで、それは単なる「博打」です。
詳しいキーワード選定の方法は別記事を用意してるので、しばしお待ちください。
手順②:検索意図を洗い出す
次に、読者がそのキーワードを検索する意図(なぜ検索したのか?)を、ザックリ洗い出しましょう。
繰り返しですが、検索意図は2種類あって、それが「顕在ニーズ」と「潜在ニーズ」です。ココを無視すると、SEOでまったく評価されないため、文字数よりも大切です。
詳しくは【本質】ブログの検索意図とは?SEOに強い記事の書き方【結論、"気が利く人"になれ】をどうぞ。
手順③:渾身の記事構成を作る
キーワードと検索意図を導き出したら、あとは記事構成に落とし込むだけ。
記事構成とは、いわゆる「目次」でして、建築でいう「骨組み」にあたります。
骨組みのない建物は、一見カタチは整ってるように見えても、中身はスカスカです。ブログも同じでして、記事構成がしっかりしてないと、それは「無」に等しいですよ。
渾身の記事構成の作り方は、別記事を用意してるので、しばしお待ちください。
ブログ記事の文字数に関する注意点3つ
ブログの文字数では、下記に注意しましょう。
- 注意点①:文字数をムダに稼がない
- 注意点②:一文を長くしない
- 注意点③:コピペしない
注意点①:文字数をムダに稼がない
過去に、数万文字を書くことで検索上位を狙える「長文SEO」という手法が流行りました。しかし、現在は通用しません。
数万字もあれば、もはや「スクロール地獄」です。一般人なら「1万字」くらいが、ギリ読めると思います。
情報が増えるなら「内部リンク」をつなげて別記事で解説すべき。文章を読む苦痛もガクッと減るので、ユーザー目線に立ちましょう。
内部リンクの貼り方については、別記事で解説しますね。
注意点②:一文を長くしない
一文が長いと、シンプルに読みづらいです。
いくら文字数をムダに稼いだとて、読みにくい文章なら途中で離脱されます。
たとえば「〜という」「〜することができます」「〜ではないでしょうか?」など、不要な言葉を盛ったところで、読者に不快感を与えてしまいます。
くれぐれも、一文は「短いが正義」ですよ。スマホでもストレスフリーで読める情報量をカバーしましょう。
>> 関連:【脱初心者】読みやすいブログの書き方とは?7つのコツを伝授【パクリは正義】
注意点③:コピペしない
当たり前ですが、文字数をかさ増しするために、コピペは「NG」です。
新鮮な独自のコンテンツを作成を推奨。ユーザーに付加価値をほとんどもたらさない、既存のコンテンツの焼き直し(またはコピー)は避けるべき。引用元:Google検索セントラル|検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド
Googleは、コピーコンテンツを避けるよう警告してます。
ユーザーに役立つオリジナリティある記事が評価されるため、他人のコンテンツを焼き回すと、検索圏外へ飛ばされるリスクが高まります。
ブログ記事の文字数でよくある質問4つ
ブログ記事の文字数よりも大切なこと
本記事では、ブログ記事における文字数の目安について解説しました。
ココで伝えたいのは「文字数に正解はない」ということ。大切なのは、検索意図を満たした記事でして、文字数が少なくても、コンテンツ次第では、検索上位を狙えます。
Googleも「何文字以上、書かなければならない」といったアルゴリズムで評価していません。読者ニーズを無視して長文を書いても、意味ないのでやめておきましょう。
文字数よりも大切なこと、それは「読者愛」
あくまで「結果論」でして、文字数にこだわるのは本質ではありません。
大切なのは、読者ニーズを「深く」満たすこと。
本記事も読者ニーズを優先した結果、9,000字ほどになりました。というのも「ブログ 文字数」とググる読者の悩みを解決するには、そのくらいの情報が必要になるからです。
しかし、本記事の結論は、記事タイトルで明確です。そして一文は短く、読むのも苦痛じゃなかったと思います。こーいった「読者目線で書く」ことが大切ですよ。
常に「読者は、何を求めてるのか?」を考えながら、検索意図を適切に読みとりつつ、最適な「情報量」で、わかりやすく届けましょう。
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