【簡単】Googleアドセンス「米国税務情報」の提出方法【ブロガー向けにやり方を解説】

Googleアドセンスで求められる「米国税務情報」の提出でお困りですか？

本記事では、Googleアドセンスに必要な「米国税務情報」の概要、提出理由、具体的な提出方法を解説します。

この記事を読むと、米国税務情報を提出するやり方をマルっと理解できます。

Googleアドセンスでは、アメリカに税務情報を提出することが義務付けられてます。提出しないと「最大24%」も、アドセンス収益を失いますよ...

しかし現状、対象は「YouTubeで収益化する全てのクリエイター」のみです。とはいえ、ブロガーも同様、提出しておいて損はありません。

「ブログ戦略として、YouTubeの収益化を考えてます...提出すべきかな...？」と感じたそこのあなた、詳しい手順を解説したので、ぜひ設定してみましょう。

Googleアドセンス米国税務情報とは？

Googleアドセンスの「米国税務情報」とは、アドセンス広告で稼いだ売上や税金の詳細をアメリカの税務局に報告する「税務手続き」のこと。

Googleとは？

Google（グーグル）とは、アメリカに本社を置く世界的なグローバル広告企業です。

Googleが展開する「アドセンス広告」で収益を上げた場合、その収益や税金の情報を親元である「アメリカ税務局」に報告する義務があります。

税務情報を提出しないと、最悪、アドセンス収益の「最大24%」をアメリカに納めるハメになりますよ。

対象は「YouTube」クリエイター

お伝えしたとおり、アドセンスの税務情報の提出は、YouTubeで収益化してる人が対象です。YouTubeもGoogleの傘下ですから、ユーザーから得た利益は、源泉徴収されます。

居住地を問わず、YouTube で収益化を行っている世界中のすべてのクリエイターに、税務情報をご提出いただく必要があります。できるだけ早急にお送りください。税務情報を提出いただけなかった場合、クリエイターの全世界における収益合計の最大 24% が、Google により控除される場合があります。引用元：Youtube ヘルプ｜Google への米国の税務情報の提出

もちろん、アドセンス広告を利用する全てのユーザーが税務情報の登録を行うことは可能です。しかし、税務情報の提出が求められるのは、YouTubeでアドセンス収益を上げてるクリエイターのみ。

アドセンス広告で収益化してるブロガーは、必ずしも税務情報を提出する必要はありません。

Googleアドセンス米国税務情報を提出する理由

Googleアドセンスでは、アドセンス広告の総収益に対し「最大24%」が課税される仕組みです。

そこで、税務情報を提出することで「日本に税金を納めますので、アメリカに税金を払う必要はありません」ということを証明できるワケ。

• 税務情報を提出する：アドセンス収益に対する税金はかからない
• 税務情報を提出しない：アドセンス収益の「最大24%」が差し引かれる

アドセンス収益で無駄に損したくない人は、ブロガーでも税務情報を提出しておいた方が良いかもです。今回の手続きは、日本で税金を納める証明のための手続きになります。

手続きに必要なモノ

税務情報の提出で求められるモノは、下記のとおりです。

• その①：「名前」
• その②：「居住地の住所」
• その③：「マイナンバー」

特に重要なのが「マイナンバー」でして、マイナンバーをお持ちでないと、軽減税率「0%」が適用されません。

上記をご用意できたら、早速、税務情報の提出手続きステップに参りましょう。

Googleアドセンス米国税務情報の提出方法【3ステップ】

それでは、Googleアドセンス「米国税務情報」の提出方法を3ステップで解説しますね。

• 手順①：アドセンスにログイン
• 手順②：お支払いプロファイルの入力
• 手順③：W-8BEN フォームの入力

手順①：アドセンスにログイン

まずは、Googleアドセンスにログインしてください。

手順②：お支払いプロファイルの入力

アドセンスのメニューより「お支払い」＞「お支払い情報」＞「設定を管理する」に進みます。下記の項目を「編集 & 確認」しましょう。

• 住所：日本の住所
• 氏名：ローマ字表記（Taro Yamada）
• 電話番号：携帯番号

続いて「お支払いプロファイル」＞「アメリカ合衆国の税務情報」＞「税務情報の管理」をクリックします。

 税務情報の管理

「税務情報の追加」をクリックします。

その後、Googleアカウントのログイン画面が表示されるので、ログインしましょう。すると、下記の画像が表示されます。

内容をサラりと確認しつつ「税務フォームの記入を開始」をクリックします。

 米国の税務情報の入力

• 講座の種類：「個人」
• 米国民：「いいえ」
• W-8 納税申告用紙タイプ：「W-8BEN」

上記にチェックして「W-8BEN フォームの記入を開始する」をクリックします。 なお、制限時間は「1時間以内」です。

手順③：W-8BEN フォームの入力

W-8BEN フォームの入力項目は、下記の7つです。

• その①：納税者番号
• その②：住所
• その③：租税条約
• その④：書類のプレビュー
• その⑤：納税証明
• その⑥：宣誓供述書
• その⑦：税金に関するレポート

 その①：納税者番号

納税内容と一致した情報を入力します。

• 納税者：名前（ローマ字）ex...Taro Yamada
• 市民権のある国/地域：「日本」を選択
• 外国の TIN：マイナンバー（16桁）を入力

上記を入力し「次へ」をクリックします。

国外の TIN の例には次のようなものがあります（下記はすべてを網羅したものではありません）。

• インド: 納税者番号（PAN）。
• インドネシア: Nomo Pokok Waji Pajak（NPWP）。
• 日本: 個人番号（「マイナンバー」と呼ばれます）。
• ロシア: 納税者個人識別番号（INN）。
• 英国: 納税者番号（UTR）、国民保険番号（NINO）。

引用元：Youtube ヘルプ｜Google への米国の税務情報の提出

 その②：住所

「住所」の項目では、納税時に申告する住所を英語表記で入力します。

• お住まいの国や地域：「日本」を選択
• 郵便番号：7桁の数字
• 都道府県：プルダウンより選択
• 市区郡：〇〇-shi, 〇〇-ku
• 住所：英語表記で入力
• 建物や部屋番号：英語表記で住所を入力

上記を入力したら「送付先住所は定住所と同じである」にもチェックします。

 その③：租税条約

日本とアメリカでは「日・米租税条約」が結ばれており、軽減税率が適用されます。これにて、アメリカに納める税率は「24%→0%」になります。

• 軽減税率の適用：「はい」
• 米国との租税条約の適用のある国：チェック
• 国/地域：「日本」を選択

• 条項と段落：第7条第1項
• 源泉徴収率：0%（軽減税率）
• 条約の規定を満たしている理由：チェック

上記を入力し「次へ」をクリックします。

 その④：書類のプレビュー

書類のプレビューでは、入力した「W-8BEN フォーム」のプレビューを確認できます。

問題なければ「作成された税務書類を確認したうえで...」の項目にもチェックし「次へ」をクリックします。

 その⑤：納税証明

「はい、私は...」にチェックし署名欄にアルファベットで名前を入力しましょう。そして「次へ」をクリックします。

納税証明にかかわる「注意事項」も読んでおきましょう。

 その⑥：宣誓供述書

アドセンス広告のご利用が初めての方は、下記のように入力して「送信」をクリックします。

過去にアドセンス収益を受け取ってる方は、、、「過去にお支払いを受け取ったことがある...」にチェックしましょう。

 その⑦：税金に関するレポート

これで最後です。

税務書類は、紙ではなく電子で受け取ると、個人情報の観点からも安心です。「ペーパーレス」を選択し、同意したら、「送信」ボタンを押しましょう。

W-8BEN フォームが「承認済み」と表示されました。

G-Mail を確認すると、上記のメールが届いてると思われます。これにて、米国への税務情報の提出手続きは完了です。

Googleアドセンス米国税務情報でよくある質問3つ

Googleアドセンス米国税務情報を提出しよう

本記事では、ブロガー向けにGoogleアドセンス「米国税務情報」の提出方法を解説しました。

• その①：納税者番号
• その②：住所
• その③：租税条約
• その④：書類のプレビュー
• その⑤：納税証明
• その⑥：宣誓供述書
• その⑦：税金に関するレポート

何度も言うよう、本件は「YouTubeで収益化してる全てのクリエイター」が対象です。YouTubeチャンネルで収益化されてる「YouTuber」なら、避けて通れません。

しかし、将来的に「ブログ × YouTube」で収益化を狙うことを見据えてるブロガーさんでしたら、今のうちから、アメリカに税務情報を提出しておいても損はありませんね。

税務情報を提出することで、アドセンス収益に対する課税が「最大24%→0%」に軽減されます。本記事を読み終えたら、ブロガーさんも税務情報を提出しておきましょう。

なお、アドセンス審査に合格したら【祝】Googleアドセンス合格後にすべきことは7つだけ【桂馬の高上がり】に取り組みましょう。税務情報の提出とセットでどうぞ。

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