本記事のもくじ
アラマキジャケの使い方を知りたいですか?
本記事では、月間検索ボリュームを分析できる「アラマキジャケ(aramakijake)」の使い方を解説します。
この記事を読むと、アラマキジャケの使い方を理解しつつ、ブログで最重要なサイト設計やキーワード選定を実践できます。
アラマキジャケを使うと、需要あるキーワードをサクッと把握できます。つまり、効果的なSEO対策を実践できます。
ぶっちゃけ、アラマキジャケ単体では、満足いくキーワード調査はできません。補助的ツールとして、他のキーワードツールと組み合わせつつ、活用がおすすめですね。
それでは、具体的なアラマキジャケの使い方を、ブログ初心者さんでもわかりやすいよう解説します。
アラマキジャケとは?
アラマキジャケ(aramakijake)とは、「SEOラボ」を運営する株式会社ディーボが提供する、キーワードの月間検索ボリュームを分析できるSEOツールです。
完全無料&登録不要で利用できまして、スマホでもPCブラウザからでも、誰でもカンタンに、キーワード分析できます。具体的な機能は、下記のとおりです。
- その①:月間検索ボリューム取得
- その②:関連キーワード取得
- その③:競合分析
他のキーワードツールとは一味違い、検索順位別に検索数を調べることができます。
ちなみに「新巻鮭」が名前の由来。鮭の内臓を取り除き、塩漬けで乾燥させた保存食です。
その①:月間検索ボリューム取得
アラマキジャケのメイン機能は「月間検索ボリュームの取得」です。
たとえば「ブログ」というキーワードが「1ヶ月でどれくらい検索されてるか?」を知りたければ、サクッとキーワード調査できます。
「ブログ」の月間推定検索数 | |
---|---|
538,400 | |
Yahoo!JAPAN | 123,600 |
このように「Google」と「Yahoo! JAPAN」での月間検索ボリューム(推定)を分析できます。
その②:関連キーワード取得
関連キーワードもチェックできます。たとえば「ブログ」に関連したキーワードを、下記のように取得できます。
とはいえ、機能はショボいので、あくまで「おまけ程度」ですね。
表示された関連キーワードをクリックすると、そのキーワードの月間検索ボリュームを調査できます。(上記で解説済み)
その③:競合分析
また「競合分析」もできまして、URLとキーワードを入力すると、そのキーワードの検索順位をチェックできます。
競合他社だけでなく、自社サイトや記事も分析できます。これにて、狙った記事がどれくらいの検索順位で推移してるかや、改善すべきリライト記事が分かりますね。
アラマキジャケのメリット・デメリット
アラマキジャケを使うメリット・デメリットを解説します。
アラマキジャケのメリット・デメリット | |
---|---|
メリット①:無料で使える | デメリット①:機能が少ない |
メリット②:スマホでも使える | デメリット②:分析精度が微妙 |
メリット③:検索順位別に分析できる | デメリット③:関連キーワードがショボい |
アラマキジャケのメリット
アラマキジャケのメリットは、下記のとおりです。
- メリット①:無料で使える
- メリット②:スマホでも使える
- メリット③:検索順位別に分析できる
メリット①:無料で使える
安心してください。
無料で使い放題です。
もちろん、ユーザー登録もありません。年間費もかかりません。
無料で使えるキーワード選定ツールとして、巷で密かに人気です。
メリット②:スマホでも使える
アラマキジャケは、スマホでも使えます。
Webサービスなので、アプリのインストールも不要です。
インターネットに接続してれば、いつでもどこでも、サクッとキーワードの月間検索数を調べられます。機種によっては、多少の見え方が異なるかもですが、使い方は同じです。
スマホでも、サクッと利用できるのが素晴らしいですね。
メリット③:検索順位別に分析できる
ココが他のキーワードツールとは一味違う点でして、アラマキジャケでは、検索順位ごとにキーワードボリュームを分析できます。
- 1位:1,000回
- 2位:500回
- 3位:300回
たとえば、こーいったイメージです。
どの順位なら、どのくらいの検索ボリュームを狙えるかの「目安」を分析できるので、差別化という観点で、一線を画してます。
アラマキジャケのデメリット
一方、アラマキジャケのデメリットは、下記のとおりです。包み隠さず、本音と経験から解説します。
- デメリット①:機能が少ない
- デメリット②:分析精度が微妙
- デメリット③:関連キーワードがショボい
デメリット①:機能が少ない
アラマキジャケの機能は「検索予測ツール」「競合検索数予測ツール」だけ。他のキーワードツールですと、幅広い機能を網羅してまして、有料機能もあります。
キーワード調査に本腰を入れる場合は、コレ一本で完結できません。
そこで、他のキーワードツールとの併用をおすすめしまして、詳しくは「アラマキジャケと併用せよ!おすすめキーワードツール5選」にて解説します。
デメリット②:分析精度が微妙
気になるアラマキジャケの精度ですが、本音をいうと、ちょっと微妙です。実験しましたので、詳しくは「アラマキジャケの気になる精度を比較検証」をどうぞ。
デメリット③:関連キーワードがショボい
取得できる関連キーワード数も、ぶっちゃけ「ショボい」ですね。せいぜい10個くらいまでしかヒットしませんし、メインで使うにはあまりおすすめできません。
アラマキジャケの使い方2つ
アラマキジャケの使い方は「検索数予測ツール」「競合検索数予測ツール」の2つのみ。
- その①:検索数予測ツール←月間検索ボリューム(推定)を分析
- その②:競合検索数予測ツール←競合・自社サイトの検索順位を分析
まずは「アラマキジャケ(aramakijake)」にアクセスしましょう。アカウント登録やログインは不要でして、完全無料で使えます。
検索数予測ツールの使い方
検索ボリュームを調べたいキーワードを入力し「チェック」ボタンをクリックするだけ。「Google検索」と「ヤフー検索」での月間検索回数(推定)を確認できます。
すると下記のように、入力したキーワードの「関連語」「月間推定検索数」「検索順位別の月間検索アクセス予測数」を確認できます。
- その①:関連語←サジェストキーワード取得
- その②:月間推定検索数←「Google」「Yahoo! JAPAN」全体の検索ボリューム
- その③:検索順位別の月間検索アクセス予測数←検索1位〜50位をチェックできる
たとえば、SEOキーワード =「ブログ」の場合、Google検索全体で「538,400」であり、検索順位1位を狙えると「227,743」のアクセス数を見込めると分析できます。
また、そのキーワードに付随した「関連語」もいくつか取得できますので、上記と同じ方法で、検索順位と見込みアクセス数を分析できますね。
検索されてないキーワードの場合「データが見つかりませんでした」と表示されます。しかし、実際には検索されてるケースがあるので、100%の精度ではありません。
CSVファイルのダウンロード
また「データをCSVで保存」をクリックすると、月間検索ボリュームのCSVファイルをダウンロードできます。
関連キーワードの使い方
関連キーワードの調査も、上記と同じ方法です。
たとえば「ブログ」に関連したキーワード「ブログ 収益化」をクリックすると、下記のようにサジェストキーワードが深掘り表示されます。
これをチマチマ繰り返すことで、サジェストキーワードの月間検索ボリュームを把握できます。たとえば、下記のとおりです。
「ブログ 収益化」関連キーワードの月間検索ボリューム | |
---|---|
ブログ 収益化 | Google(21,680) |
ブログ 収益化 やり方 | Google(56) |
ブログ 収益化 ジャンル | Google(16) |
ブログ 収益化 初心者 | Google(384) |
上記を実践することで、、、「ふむふむ...[ブログ 収益化 初心者]というキーワードで狙った方が、取れるパイが大きいな...」と分析できますね。
競合検索数予測ツールの使い方
「競合検索数予測ツール」を選択し、検索数を調査したいURLとキーワードを入力しつつ「Check!」ボタンをクリックします。
検索キーワードは、3つまで入力できます。複合キーワードは、半角スペースで区切ればOK。
すると下記のように、入力したURLとキーワードの「月間推定検索数」「現在の順位」「月間検索アクセス予測数」がわかります。
ぶっちゃけ、精度は「低い」です。
本音を言うと、自分でググって調べたほうが競合分析のコスパはいいので、この機能は使わなくてもOK。
アラマキジャケの気になる精度を比較検証
アラマキジャケに限った話ではありませんが、どのキーワードツールの数値データも完璧ではありません。
アラマキジャケの場合、検索データが少ないと「データが見つかりませんでした」と表示されますが、実際には検索されてたり、収益が発生するケースはよくあります。
いくつかのキーワードで、アラマキジャケと下記のキーワードツールで月間検索ボリュームの差を検証したので、その結果を紹介します。
※比較検証ワードは「アラマキジャケ」と設定します。
月間検索ボリュームの比較検証
サジェストキーワード | アラマキジャケ | キーワードプランナー | キーワードプール |
---|---|---|---|
アラマキジャケ | 2350 | 1000~1万 | 2900 |
aramakijake | 1520 | 1000~1万 | 1900 |
アラマキジャケ 使い方 | 208 | 100~1000 | 210 |
aramakijake 使い方 | 56 | 10〜100 | 70 |
アラマキジャケ 使えない | 40 | 10〜100 | 50 |
キーワードプランナーの調査結果内にキッチリおさまってますね。キーワードプールと比較してみても、ほぼ同じくらいです。
他のキーワードでも検証しましたが、上記と似たパターン傾向でした。
数値はちょっと異なりますが、いずれのキーワードツールも完璧ではないことを考えると、アラマキジャケの精度は「許容範囲」ですね。
アラマキジャケと併用せよ!おすすめキーワードツール5選
残念ながら、アラマキジャケ単体ではキーワード選定を完結できません。そこで、おすすめなキーワードツールを5つ紹介します。
- その①:ラッコキーワード
- その②:Googleキーワードプランナー
- その③:キーワードプール
- その④:Ubersuggest
- その⑤:Ahrefs(エイチレフス)
アラマキジャケは、キーワード単体でしか確認できず、マルっと調査できません。
その点で「アラマキジャケ 使えない...」と思う方もいるハズなので、ぜひ併用してみてください。
その①:ラッコキーワード
ラッコキーワードは、無料で多機能、万能なキーワードツールです。主な使い方は「サジェストキーワードの取得」ですが、その他にもいろんな機能を網羅してます。
- その①:サジェストキーワードの抽出
- その②:周辺語:連想語の取得
- その③:類語・同義語の取得
- その④:見出し抽出
- その⑤:共起語
- その⑥:Q&Aサイト
- その⑦:ニュース・話題の記事
- その⑧:Googleトレンド
有料プランを申し込むと、月間検索ボリュームを取得できます。詳しくは、ブロガー必須!ラッコキーワードの超便利な使い方ガイド【無料・有料プラン】をどうぞ。
その②:Googleキーワードプランナー
キーワード選定の必須ツールといえば「Googleキーワードプランナー」ですね。上記「ラッコキーワード」とセットで使う人が多いと思います。
主な使い方は「月間検索ボリュームの取得」ですが、キーワードプランナーには、下記の機能があります。
- その①:サジェストキーワードの取得
- その②:月間検索ボリュームの取得
- その③:キーワードの競合性を確認
- その④:競合サイトのキーワード分析
- その⑤:広告の入札単価を把握
ただし、無料版のデメリットとして、検索ボリュームは「100〜1000」などとザックリ表示されます。
Google広告を出稿することで、詳細な月間検索ボリュームを取得できます。詳しくは【無料】Googleキーワードプランナーの使い方ガイド【サイト設計の必須ツール】をどうぞ。
その③:キーワードプール
知る人ぞ知る、キーワード選定の神ツールといえば「キーワードプール」ですね。キーワードプランナーのデメリットを打ち消した完全上位互換です。
- その①:サジェストキーワードの取得
- その②:詳細な月間検索ボリュームの取得
- その③:競合調査
こちらはなんと、無料で詳細な月間検索ボリュームを取得できます。
詳細な月間検索ボリュームの取得を無料で利用できる上位互換ツールです。詳しくは【神ツール】キーワードプールの使い方ガイド【検索ボリュームを無料抽出】をどうぞ。
悲報
残念ながら、サービス終了しました。
その④:Ubersuggest
Ubersuggest(ウーバーサジェスト)は、競合分析で超人気定番のSEOツール。効果的なアクセスUPを狙う場合におすすめでして、下記を網羅的に分析できます。
- その①:関連キーワード
- その②:月間検索ボリューム
- その③:SEO難易度
- その④:被リンク数
- その⑤:ドメインパワー
- その⑥:クリック単価(CPC)
- その⑦:SNSシェア数
Googleキーワードプランナーの「上位互換」です。
ただし、無料版では「1日3回まで」という利用制限がわりとネックですね。詳しくは【無料】Ubersuggestの使い方ガイド【拡張機能アリ/有料レビュー】をどうぞ。
海外ツールですが、日本語対応もバッチリです!
その⑤:Ahrefs(エイチレフス)
Ahrefs(エイチレフス)は、シンガポールの「Ahrefs Pte.Ltd」社が開発したSEOツール。海外ツールですが、日本語対応はバッチリ。
- その①:サイトエクスプローラー(被リンク、流入キーワード、広告キーワードなどをリサーチできる)
- その②:コンテンツエクスプローラー(SNSなどで、今、話題性の高い記事を探せる)
- その③:キーワードエクスプローラー(キーワードの月間検索ボリュームや難易度をリサーチできる)
自社サイトだけでなく、競合サイトの被リンク分析や検索エンジンの上位表示コンテンツ、想定流入キーワード、ソーシャルメディアの反応を把握できます。
ただし「月額99$〜」なので、ブログ中・上級者向けですね。
アラマキジャケは使えない?正直な感想を暴露
ぶっちゃけ、アラマキジャケは「骨の抜き取られてない鮭おにぎり」です。つまり「喉に小骨が刺さる...」使用感ですね。
鮭の内臓を取り除いたとはいえ、骨が入ってる...というなんとも、痒いところに微妙に手が届かない...ツールと表現しましょうか?
※決して批判してるつもりはありません。このように表現した方が、読者に伝わりやすいと思いましたm(._.)m
他のキーワードツールで間に合う
そして「アラマキジャケをメインで使うか?」と問われると、ぶっちゃけ「No...」ですね。
- 手順①:ラッコキーワードでサジェストキーワードを全て洗い出す
- 手順②:キーワードプランナー(有料)で月間検索ボリュームを洗い出す
- 手順③:キーワードプールで個別に月間検索ボリュームをチェックする
はい、この時点で「アラマキジャケ」の出番はありません...
じゃあ、出場機会はというと、本記事で紹介したツールを使っても情報を取得できなかった場合、比較したいときに使います。スタメンではなく「ベンチ入り」ですね。
アラマキジャケの使い方でよくある質問3つ
アラマキジャケを補助的に使いこなそう
本記事では、アラマキジャケの使い方をマルっと解説しました。
- その①:検索数予測ツール←月間検索ボリューム(推定)を分析
- その②:競合検索数予測ツール←競合・自社サイトの検索順位を分析
僕は包み隠さず「本音」をボロクソ言ってますが、大切なのは「手を動かす」こと。
ネットでは「アラマキジャケ 使えない」という意見もありますが、個人的には補助ツールとして使えます。開発者には感謝すべきですし、僕はありがたく利用させてもらってます。
そもそも、需要あるキーワードを選定できなければ、有効なSEO対策は不可能です。アラマキジャケを使って、需要あるキーワードをリサーチしてみましょう。
キーワード選定をサボれば、素晴らしい記事を書けても、まったくアクセスされない不毛なブログ運営になります。そこで、キーワード選定の極意を下記の記事で解説します。
現在、作成中ですので、しばしお待ちくださいm(._.)m
WordPressブログの始め方
-
【無料】たった10分でできるWordPressブログの始め方【エックスサーバー】
続きを見る