デジタルノマドの住民票って、どうすればいいんだろう?そのままにすべき?それとも、住民票を抜いた方がいい?デジタルノマドが住民票を抜くメリット・デメリット、その方法について教えてください。
こんなお悩みを解決します。
本記事の内容
- デジタルノマドは、住民票を抜かないと損です
- デジタルノマドが住民票を抜くメリット・デメリット
- デジタルノマドが住民票を抜く方法【裏ワザ】
この記事を書いてる僕は、ジョージアで暮らすデジタルノマド。住民票を抜いており、職業不詳、住所不定な生活を謳歌してます。
デジタルノマドは住民票を抜くべきか、抜かないべきか…悩んでませんか?
本記事では、デジタルノマドは住民票を抜かないと損する理由と住民票を抜くメリット・デメリットについて解説します。
この記事を読むと、住民票を抜くメリットがわかり、よりミニマリストに近づけます。
記事の後半では、海外生活を送りつつ「とある裏ワザ」を使って住民票を抜いた方法を解説します。ぜひ最後まで、ご覧ください。
※ 本記事は「デジタルノマド」が対象ですが、海外移住、長期滞在、アドレスホッパー、バックパッカーなども当てはまります...
デジタルノマドは、住民票を抜かないと損です
ぜひ、抜いときましょう。
損するのは、イヤですよね?
無駄なお金を払うことになるよ
無駄なお金は、下記のとおり。
順番に、解説します。
- その①:住民税
- その②:国民健康保険
- その③:国民年金
その①:住民税
まずは「住民税」ですね。
大切なので、しっかり耳を傾けてください。
ポイントは「1月1日時点で、居住してる地域に支払う」ですね。
つまり、下記のとおりです。
- 1月2日以降に住民票を抜く:前年度分の住民税を支払う
- 12月31日までに住民票を抜く:住民税の支払い義務なし
その年の1月2日以降に海外に転出する(した)という内容で住民票の異動の手続きをした場合は、その年度は前年の1月から12月までに得た所得に対して課税されます。住民税は、その年の1月1日に住民登録をしていた市区町村が課税することとなっており、住民票を異動しないまま出国した場合も、同様に課税されます。
海外への転出に伴い、住民票の異動の手続きを行い、その年の1月1日に住民登録が無かった場合は、その年度は課税されません。ただし、その年の1月1日に住民登録が無い場合でも、出国の目的、期間、生活の実態等を調査した結果、生活の本拠が国内にあると判断された場合は、課税されます。引用元:富里市 | 海外に転出した場合は、住民税はどうなりますか?
1月1日時点で、日本に住所登録がなければ、住民税の支払い義務はありません。
※ただし、1年未満で帰国し就職した場合など、調査結果によっては、支払い義務が発生するかもです。
その②:国民健康保険
続いては、国民健康保険。こちらは、フリーランスやアルバイト、フリーターや無職など、会社勤めをしてない方向け。
住民票を抜くと、日本の住所から外れますので、必然的に、国民健康保険からも外れます。よって、国民健康保険の支払い義務がなくなります。
とはいえ「病院に行けないの?」と思うかもですが、「3割負担」じゃなく「10割負担」になるだけでして、別に病院には通えますよ。
しかし、海外で生活してても、日本の医療は受けられないので、ただの「払い損」です。前年の稼ぎによっては「月5万」ほどブッ飛んでいくので、住民票を抜いときましょう。
その②:国民年金
住民票を抜くと、実は、国民年金の支払い義務がなくなります。つまり、払っても払わなくてもOKということ。
ちなみに僕は、払ってます。しかし、人によっては、払ってない人もいます。そこは、人それぞれですね。
「国民年金なんて払うだけ損」という気持ちもわかりますが、将来的に不利を被ったらメンドー。だから「保険」という感じです。
それより「稼ぐ」ことのほうがよっぽど重要でして「国民年金で、クソな税金でも払うか...」という未来を妄想してます。
国民年金を3%安くする方法
クレカの一括払いで前納すると、お安くなります。方法は、市役所の年金窓口で、毎月の支払いを「クレカの一括払い」にするだけ。
1年まとめて前納すると、年間3,000円ほど。2年まとめて前納すると、2年で15,000円ほど安くなります。
お財布と相談して決めましょう。
住民票を抜く =「海外転出届」を提出する
念の為、住民票を抜く定義を再確認します。
わかってない人もいるかもですが、住民票を抜く =「海外転出届を出す」です。
住民票を抜く条件とは?
住民票を抜かなければならない人。
「海外に1年以上滞在予定の方」です。
とはいえ、海外に1年以上滞在するかは、ぶっちゃけ、わかりませんよね?
なので、住民票を抜こうが抜かまいが、違法ではありません。
なので「そんなの知らずに海外に来ちゃった...orz」なんて方も、払い損になるだけで、別に「刑務所行き」になることはないですよ。安心してください。
住民票の抜き方
市役所に行き、海外転出届の申請をするだけ。ただし申請は「出国の14日以内」ですので、そこは注意です。
- 行き先:何箇所も訪れる場合は、最初の1カ国目でOK
- 出国日:いつ出国したという"テイ"にするか←重要
- 必要なモノ:印鑑、本人確認書類
余談ですが、海外転出届を提出する場合、「通知カード」や「マイナンバーカード」を返却する義務があります。
【国外転出の場合】
国外へ転出する場合は、お住まいの区の区役所区民課または支所区民センターへ転出届を提出する際に、通知カードまたはマイナンバーカードの返納の手続を行ってください。国外転出により返納した旨の記載を行い、カードはお返しします。通知カードまたはマイナンバーカードは失効しますが、その後国内に転入される際に同じ番号を使うため、カードは大切に保管をお願いします。引用元:川崎市|国外への転出、国外からの転入の際、マイナンバーがどうなるかを知りたい
日本で海外転出届を出す人は、マイナンバーもお忘れなく。
記事の最後では、デジタルノマドが住民票を抜く「裏ワザ」をご紹介します。僕は、制度の穴をつきました\(^o^)/
デジタルノマドが住民票を抜くメリット・デメリット
それぞれ解説します。
住民票を抜く3つのメリット
デジタルノマドが住民票を抜くメリットは、下記のとおり。
- メリット①:「無駄な出費」を抑えられる
- メリット②:「排水の陣」になれる
- メリット③:「職業不詳&住所不定」になれる
メリット①:『無駄な出費』を抑えられる
これは、先ほど解説したとおり。
- その①:住民税
- その②:国民健康保険
- その③:国民年金
上記のとおり。
割愛しますm(._.)m
メリット②:『背水の陣』になれる
精神論ですが、ココは大切です。
海外で生活する =「覚悟アリ」な人かと。海外移住、長期留学、ワーホリ、世界一周とかですね。
なので、海外生活を経て「なんの成果も得られませんでした!!!m(._.)m」では、困るワケです。
- 物理的に日本から遠ざかれる
- つまり、簡単には帰れない意識を作る(サクッと帰れますけど...)
- そして「やるしかないっしょ」という気持ちになる←重要
つまり「修行」です。修行僧のように自分を追い込めます。日本にいたら、甘えちゃいますので。凡骨のドM精神で、住民票を抜きましょう。
メリット③:『職業不詳&住所不定』になれる
ニュースでよく見かける「職業不詳&住所不定」の逮捕されてる人。
僕は「あの人って、何者なんだ...」と思ってました。たとえば、詐欺師みたいな人ですね...
デジタルノマドもバックパッカーもそうですが、基本的に「職業不詳&住所不定」の怪しい人です。そして、僕も周りにも「うわっ、マジ怪しい」みたいな人で溢れてます。
というわけで「怪しい人」を体験できる絶好の機会かと。僕の好きな「マネーロンダリング」でも読んでおきましょう。
住民票を抜くデメリット
デジタルノマドが住民票を抜くデメリットは、下記のとおり。
- デメリット①:マイナンバーが無効
- デメリット②:登録作業がダルい
デメリット①:マイナンバーが無効
住民票を抜くと、マイナンバーカードが失効することは先ほど解説したとおり。実はこれ、海外生活を送る上で、ちょっと不便だったりします。
というのも「WISE」などの国際送金サービスに登録するときに、マイナンバーが必要だったりするからです。あと「コロナワクチンの証明アプリ」でも利用しますよね?
「住民票を抜きたい...だけど、マイナンバーを海外でも使いたい...」という人は、最後までお付き合いください。あと、1分ほどで終わります。
デメリット②:登録作業がダルい
海外で日本のWEBサービスを利用するとき、住所登録が必要だったりしますよね?たとえば、サーバー契約など。
住民票を抜いてるから、日本の住所で登録できなかったりします。実家の住所で、チョロまかせるかもですが...しかし、海外SIMを使ってたりすると、SMS認証もできなかったりと、マジでメンドくさい。
なので、住民票を抜く =「登録作業がダルい」ことを頭に入れておきましょう。
お問い合わせで確認しても「海外の住所で登録してください」と言われます。とはいえ、相手も事情をわかってないので、住所はコロコロ変わっちゃいますけどね\(^o^)/
帰国したら、住所登録しよう
海外では、医療費がハンパない。なので、なるべく医療を日本で受けたいところ。しかし、国民健康保険から外れてるので、そのまま病院に行ったら、10割負担です。
なので、病院に行く前に「市役所」に行きましょうね。
住民票を申請しつつ、国民健康保険に加入します。これで「3割負担」の完成です。僕の友人でも、こーいった「セコい手段」を活用してますので、安心してください。
医療は日本、住所は海外です。
デジタルノマドが住民票を抜く方法【裏ワザ】
さいごに、デジタルノマドの僕が、住民票を抜く際のちょっとした「裏ワザ」をご紹介します。
裏ワザ:実は、海外から住民票を抜けます
「住民票を抜かなくても、違法ではない」というお話をチョロっとしました。というのも、海外から海外転出届の申請をできるからですね。
- 方法①:郵送
- 方法②:日本にいる同世帯に申請
方法①「郵送」はメンドい。
方法②で申請しましょう。
僕は、親に代行申請してもらった
僕は、親に市役所で申請してもらいました。
必要なモノは、下記のとおり。
- その①:海外の住所←住所は「コロコロ変わるよ」と伝えておく
- その②:電話番号←海外の電話番号でOK
- その③:パスポートの写し←必要ないかも?
- その④:マイナンバーカード←帰国したら返却
- その⑤:出国日←ポイントは「1/1時点」です
結果は、上記のとおり。
独身の方は、ドンマイです。
親、サイコーですね\(^o^)/
デジタルノマドは、住民票を抜かないと人生損
無駄なお金で損したくないなら、住民票を抜いときましょう。
- その①:住民税
- その②:国民健康保険
- その③:国民年金
ぶっちゃけ、申請しなかったら、毎月10万くらいブッ飛びます。マジで、無駄ですよね...その10万で、わりと快適な家に住めて、美味しいご飯も食べられますからね。
デメリットなんて「無」に等しい。何はともあれ、デジタルノマド =「お金が命」なので、メンドくさがらず、申請しましょう。
というわけで、今回は以上です。
素敵なデジノマ生活を〜。
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