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【無料】Google Colaboratoryとは?【特徴・インストール方法・使い方】

2022年10月20日

ミヤビ

Google Colaboratoryってなんですか?機械学習に興味があり、Pythonに触れようとしましたが、環境構築で即挫折しました。どーやら、環境構築不要でPythonを書けると聞いたのですが、初心者でも挫折しないように教えてください。

こんなお悩みを解決します。

本記事の内容

  • Google Colaboratoryとは?
  • Google Colaboratoryのインストール方法
  • Google Colaboratoryの使い方

この記事を書いてる僕は、ジョージアで暮らすデジタルノマド。過去にはエンジニア経験があり、現在はエンジニアスキルを活かしつつ、稼いでいます。

Google Colaboratoryを使ってみませんか?

本記事では、環境構築不要でPythonを実行できる「Google Colaboratory」の概要、インストール方法、使い方をマルッと解説します。

この記事を読むと、プログラミング初心者でも挫折することなく、Google ColaboratoryでPythonに触れられることができるようになります。

プログラミングで厄介なのは、コードを書く前に環境構築でつまづいてしまうこと。そんな面倒なステップをGoogle Colaborataryなら、一切、不要です。

1分で、Python環境を構築できます。
さぁ、今すぐ手を動かしてみましょう。

Google Colaboratoryとは?

Google Colaboratoryとは?

Google Colaboratory(グーグル コラボラトリー、以下「Colab(コラボ)」)とは、Google Researchが提供する、Webブラウザ上で「Python」を記述・実行できる無料サービスです。

Colabの特徴は、下記のとおり。

  • 特徴①:環境構築が一切不要
  • 特徴②:GPUアクセスが無料
  • 特徴③:コードの共有が可能

Python(パイソン)とは、プログラミング言語のことでして、Webサイトの構築、データ収集・分析、人工知能の開発、ブロックチェーンなどの領域に活用されてます。

特徴①:環境構築が一切不要

Colabは、環境構築が一切不要で、Pythonを書ける画期的なサービスです。

Pythonに限らずですが、フツーなら、まずはローカル環境で開発環境を構築してから、コードを記述・実行し、開発していきます。

  • Python公式サイトより、Pythonをインストール
  • VSCodeなどのエディタをインストール
  • Anacondaなどのパッケージをインストール

たとえば、ローカル環境でPythonを開発するとなると、環境構築の段階で、すでにメンドくさい。

Colabなら、上記の環境構築が一切不要でして、1ミリもストレスありません。Googleアカウントさえ持ってれば、誰でもサクッと、Pythonを実行できます。

特徴②:GPUアクセスが無料

Colabでは、GPU(Graphics Processing Unit)を無料で使えます。厳密には、連続の使用時間は「12時間まで」と制限がありますが、有料プランも用意されてます。

GPUとは、画像処理プロセッサーのことでして、特に処理負荷の高い機械学習において、高性能のGPUが必要です。Colabを使えば、高速処理が可能なGPUを無料で使えます。

GPUを利用・搭載するには、結構なマネーが必要になります。1時間あたり数百円はかかりますし、パソコンにGPUを取り付けるにも数万円はザラかと。

そんな敷居の高いGPUを「無料」で使えてしまうColabは、なんと太っ腹なんでしょう。

特徴③:コードの共有が可能

Colabで作ったデータは、Googleドライブの共有機能を使い、サクッと他のGoogleユーザーと共有できます。また、GitHubと連携させて、データを共有することも可能です。

Google Colaboratoryのインストール方法

Google Colaboratoryのインストール方法

インストール方法は、とても、とても、簡単です。

「Googleドライブ」→「新規」→「その他」→「アプリ追加」→「Colaboratory」と入力→インストール

上記の手順より、Colabをインストールします。なお、Googleアカウントが必要ですので、アカウント登録をお済みの上、Googleドライブより追加してください。

Google Colaboratoryのインストール手順①

Google Colaboratoryのインストール手順①

Googleドライブより、新規をクリックします。

Google Colaboratoryのインストール手順②

Google Colaboratoryのインストール手順②

「その他」→「アプリを追加」をクリックします。(すでに僕は、インストール済みですm(._.)m)

Google Colaboratoryのインストール手順③

Google Colaboratoryのインストール手順③

検索欄より「Colaboratory」を入力すると、ヒットします。

Google Colaboratoryのインストール手順④

Google Colaboratoryのインストール手順④

Colabをインストールしましょう。
以上でおわり、簡単でしたね。

あとはフツーに、Googleドライブより、Colabの新規ノートブックを立ち上げれば、環境構築不要でPythonを実行できます。

サクッと「1分」でできます。
とても、便利な時代ですね。

Google Colaboratoryの使い方

Google Colaboratoryの使い方

それでは、かる〜くColabに触れてみましょう。

GPUを使ってみよう

Colabでは、高性能なGPUを無料で使えます。

初期設定では、GPUではなく「None」に設定されてます。上部ツールバーから「ランタイプ」→「ランタイプのタイプを変更」より、ハードウェア アクセラレータを「GPU」に変更しましょう。

GPUの設定

GPUの設定

これにて、GPUを無料で使えるようになりました。

なお、無料版では、連続のGPU使用時間は「12時間」まで。

連続の使用時間が12時間を超えるとランタイムが切断されるので、その点には注意しましょう。

簡単なPythonを実行してみよう

それでは、簡単なPythonコードを実行してみましょう。

  • その①:Hello World!
  • その②:1 + 1(文字列)
  • その③:1 + 1(数値計算)

 その①:Hello World!

「Hello World!」と、Pythonで出力してみましょう。

画面左上の「+ コード」より、セルを追加できます。コードは、下記のように書きます。

print("Hello World!")

その①:Hello World!

その①:Hello World!

ちゃんと文字列として「Hello World!」が出力されました。

 その②:1 + 1(文字列)

続いて、「1 + 1」を文字列で出力してみましょう。コードは、下記のように書きます。

print("1 + 1")

その②:1 + 1(文字列)

その②:1 + 1(文字列)

ダブルクォーテーション「" "」で囲むと、文字情報として読みとってくれます。

 その③:1 + 1(数値計算)

では続いて、「1 + 1」を計算させてみましょう。コードは、下記のように書きます。

print(1 + 1)

その③:1 + 1(数値計算)

その③:1 + 1(数値計算)

ちゃんと、計算してくれてますね。

Google Colaboratoryを使ってみよう

本記事では、Google Colaboratoryの概要、特徴、インストール方法、使い方をマルッと解説しました。

  • 特徴①:環境構築が一切不要
  • 特徴②:GPUアクセスが無料
  • 特徴③:コードの共有が可能

AIや機械学習を学ぶなら、Python学習は必須です。

とはいえ、Pythonの環境構築で、挫折する人も多いのも事実。

ColabでサクッとPythonを実行できるので、本記事を読み終えたら、手を動かしてみましょう。

また、今もっとも話題なAIアートを作れる「Stable Diffusion」も、Python環境で実行します。Colabを使ったAIアートの作り方は【無料】AI画像作成ツール「Stable Diffusion」の使い方【日本語ver】 をどうぞ。

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ミヤビ

ブログで「ゆとり」ある人生を発信|国家公務員→Webマーケター→月20万&月1.5万PV達成|ゆとりブログ編集長|APDのためブログを天職に|普段は 日本⇄ジョージア⇄トルコ⇄ASEAN に引きこもってます|現在はイスタンブールに隠遁|【元皇室の中の人】

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